今までのキャリアについて
2007 年に日本マイクロソフトに新卒として入社し、サポートエンジニアを5年、リーダーを5年経験し、現在はチームマネージャーとして Windows Commercial チームのマネージメントをしています。
会社のカルチャー
よくマイクロソフトのイメージを外部の方に聞くと、「外資系企業は個人主義で目標にシビア」といったイメージを持っていらっしゃる方が多い印象です。事実、そういう要素もありますが、実際に一番の魅力って何ですか?と社内の同僚に聞くと、「同僚の多くが非常に優秀な方で、良い刺激になる」「困ったときに助けてくれる方が非常に多い」というような言葉が返ってくることが多いです。
困ったときに助けてくれる方が多いという点は、サポートという仕事の性質も関わっていると思います。「お客様に良いサービスを提供する」という目標をサポートエンジニア全員が共通認識を持って取り組んでいるので、余計な事を考えず、同僚と手を取り合ってひとつの目標に向かって邁進できる。こういった社風は、私もすごく好きな部分で、特に自信をもっておすすめできます。
また、優秀な方が多い、という点については、「Growth Mindset」という考え方が非常に色濃く浸透している事がポイントです。この言葉は一言でいうと、困難な状況を楽しんで乗り越える、そういう「考え方」を指しています。業界のリーダーとして牽引していく意識の基では色々な変化がついて回ります。また、そのスピードは非常に速いです。そういう変化に常に晒されることは、決して楽な道ではないのですが、どんな困難なことでも「なんとかなるか」と前を向いて仕事に向き合いながら、「どうすればできるか」を楽しみながら模索する。そういうスタンスを続ける事こそが、自分の成長をさらに促進してくれていると実感していますし、同じような高い志をもった仲間と働ける事が何よりの財産だと感じています。
現在の業務環境と子育てとの両立
子供は今5歳と3歳になりますが、妻の出産時は1か月ほど育休を取りました。その頃、マネージャーが育休を取ることは比較的珍しかったと思うのですが、思い切ってお休みを取ってみました。不安が無かったかと言われると、嘘になるのですが、上司も非常に理解があり、周りの方々に色々と協力頂きながら、家族と妻のサポートにしっかり時間を充てることができました。
会社の制度は充実しているものの、正直「両立」というのはそう簡単なことではないです。どうしても「時間制限がある」ことは、無意識にプレッシャーになってしまう場合もあります。これも、成長のチャンス!と、ポジティブに変換することがとても重要でした。独身だった頃は時間も無制限にありましたので、後の時間を気にせず働き続けるということが可能だったのですが、そういう時に、いくら「生産性」を意識していても、「本気で帰らなくてはいけない」という状態ではなく、なかなか試行錯誤に本腰が入らなかったりします。そういう意味では、強制的なタイムリミットがある事は、もはやメリットでしかないので、自分の仕事のやり方を常に見直しながら進めていくための、非常に大きな良いきっかけになったと思います。
育児と仕事を全力でやる…と、正直息が詰まってしまうこともあります。人生長距離マラソンなので、両立の大事なポイントは、根詰め過ぎず、適度なリフレッシュは忘れないように取り組むことです。
少し面白かったのは、私が家で仕事をしている姿を見ていたからなのか、キーボードをカタカタして遊んでる息子に「何してるの?」と聞くと、「テレカンしてるの」と答えるようになりました。リモートワークは、お父さんの仕事を間近で見られるチャンスなのかもしれません。
子育てに理解のある人が多いから、 仕事もスムーズに
最後のメッセージ
仕事と家庭のバランスをとるのは、決して「楽」なものではありません。仕事の生産性を突き詰めていくことを常日頃から意識することも必要ですし、自分だけではなく、同僚の方々との協業の中で、お互いの支援のためのルール作りや仕組み作り等も非常に重要だと思っています。マイクロソフトでは、それらを全力でサポートしてくれる環境があります。私はこういった試行錯誤を極力楽しみながら働いています。うまくいくことも、いかないこともありますが、ここで培った試行錯誤は後々非常に大きな財産になると確信しています。是非、このようなチャレンジを一緒に楽しんで頂ける方とご一緒に働きたいと思います。
※本取材は 2021 年に実施したものであり、組織名称など現在のものと合致しない呼称が含まれている場合があります。