長年にわたり、確立された働き方のパターンは明確でした。コミュニケーションは電子メールで行われ、コンテンツ作成はほとんどがドキュメントやスプレッドシート、プレゼンテーションで行われていました。この 18 か月間の間に世界は変化し、私たちは新しい働き方の環境に順応しました。従来のコミュニケーション ツールや対面での共同作業を補完する代替ソリューションが必要となり、生活のあらゆる面でデジタル化が急速に進みました。学校は完全オンライン授業に移行し、ビジネスでは e コマースが活発になり、企業が新たに採用した新卒学生は画面を通してしか同僚に会ったことがないというケースもあります。さらに、コミュニケーションはオンライン会議とチャットへと移行し、デジタル コンテンツは従来型のドキュメント タイプに留まらず、より流動的でダイナミックなスペースへとあふれ出しています。新しい種類のコンテンツ、形式、チャネルが求めているのは、より柔軟で、パワフルで、流動的なツールです。それは、誰もがより印象的なメッセージを届けることと、コラボレーションを自分のペースで進めることができるようにするためです。Microsoft Office も、時代とともに変化しています。Word、Excel、PowerPoint、Microsoft Outlook はこれまで以上に進化しています。Microsoft Teams と統合され、クラウドを活用した AI を Web、デスクトップ、モバイルで利用できます。しかし、私たちはさらなる前進を必要としていました。これが理由で私たちは Office を再想像し、新しい機会に対応するための新しいアプリを追加するとともに、Office を普遍的な対話型キャンバスに仕立てて、あらゆる種類の創造の場にしようとしています。では、私たちがどのようにコラボレーションを拡大し、創造のためのツールを拡張し、AI の力を皆様にお届けしているかをご紹介しましょう。Microsoft Loop のご紹介: 思考、計画、創造を一緒に本日発表する新しいアプリ Microsoft Loop は、強力かつ柔軟なキャンバスにポータブルなコンポーネントを組み合わせるものです。このコンポーネントはアプリ間を自由に移動し、アプリ間で同期されるので、チームが共に思考し、計画し、創造することを可能にします。 Microsoft Loop は 3 つの要素で構成されます。Loop コンポーネント、Loop ページ、Loop ワークスペースです。 Loop コンポーネント: 流動コンポーネントの進化版であり、生産性の最小単位となります。ユーザーがコラボレーションして作業を完了することを仕事の流れの中で、つまりチャット、メール、会議、ドキュメント、Loop ページの中で手助けします。 Loop コンポーネントは、リスト、テーブル、メモ、タスクなどのシンプルなものもあれば、Microsoft Dynamics 365 からの顧客営業案件のような複雑なものもあります。コンポーネントは常に同期されるので、そのコンポーネントがどれだけ多くの場所に存在していても、ユーザーとそのチームは常に最新の情報で仕事を進めることができます。 本日、コラボレーションのための次のような新しいコンポーネントを発表します。投票テーブルを使用すると、チームでアイデアを出し合って合意を形成し、最終的な意思決定を一緒に行うことが簡単になります。図 1. 新しい投票テーブルで、チームでの意思決定が簡単になります。ステータス トラッカーは、チームから情報を収集し、プロジェクトのすべての面での進捗状況を把握するとともに、チーム全体のステータスを常に最新に維持するのに役立ちます。図 2.