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Microsoft 365
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コラボレーティブ アプリを Microsoft Teams とともに構築する

このパンデミック (感染症の世界的な大流行) で、ハイブリッド ワークのコア イネーブラーとしてのテクノロジの役割が劇的に加速しており、開発者はこの変革の中心に立っています。前回の Microsoft Build でコラボレーティブ アプリを発表しましたが、この新しいアプリ パターンのねらいは、ユーザーがハイブリッド ワークプレイスで成功を続けていけるように人、プロセス、データをひとつにまとめることです。人々がソフトウェアを消費する方法がモバイル デバイスによって完全に変革したのと同じように、コラボレーティブ アプリはあらゆる組織での人々の共同作業の方法を変革していきます。

月間アクティブ ユーザー数 2.7 億を超える Microsoft Teams は開発者に、コラボレーティブ アプリ構築という他にはない機会を提供しています。2020 年初頭に比べて、Teams 内のカスタム構築またはサードパーティのアプリの月間アクティブ ユーザー数は 10 倍以上に増加しています。Teams 対応アプリの数は 1,400 を超え、ますます多くの独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) が、Teams と Microsoft 365 のサービスを基盤とするアプリを開発してそのユーザーからの多額の年間収益を生み出しています。将来に目を向けると、今後登場するテクノロジがデジタルと物理の世界をひとつにまとめると考えられます。その一例が Microsoft Mesh for Teams ですが、こうして Teams でのコラボレーティブなエクスペリエンスに参加する新しい機会が開かれることが期待されます。 

今年の Build 2022 では、Teams と Microsoft 365 に対応するコラボレーティブ アプリ開発に関する多数の新機能と機能強化を発表しています。私と Charles Lamanna の基調講演「Innovate with collaborative apps and low code」(イノベーションをコラボレーティブ アプリとロー コードで) でハイライトをご覧ください。このブログでは、Build での発表の要約を 3 つのセクションに分けて紹介します。ユーザーを満足させる豊かなコラボレーティブ エクスペリエンス、開発者の生産性拡張とユーザー エンゲージメントの増大、そしてアプリの収益化です。これらのイノベーションを使って皆さまがどのようなものをビルドされるのか、非常に楽しみです!

ユーザーを満足させる豊かなコラボレーティブ エクスペリエンス

Live Share のご紹介: Teams 会議の中での対話型アプリ エクスペリエンス

このたび発表する Live Share は、開発者が作成するアプリで受動的な画面共有だけでなく参加者の共同視聴、共同編集、共同作成などを Teams 会議の中で実現するための機能です。Teams SDK の新しい拡張機能 (プレビュー中) を使用して簡単に、既存の Teams 向けアプリを拡張して会議の中に Live Share エクスペリエンスを作り出すことができます。Live Share を支えている "流動フレームワーク" は、状態、メディア、コントロール アクションの高度な同期をサポートするものであり、必要な開発はフロントエンド側のみです。 この同期は、Teams によってホストされ管理される Microsoft Azure Fluid Relay サービス インスタンス上で実行されますが、利用料金は発生しません。Frame.io、Hexagon、Skillsoft、MakeCode、Accenture、Parabol、Breakthru などのパートナー各社が既に Live Share エクスペリエンスを構築しています。Live Share のオンデマンド セッションをご覧になり、新しい Teams SDK 拡張機能をお試しください。

Microsoft Teams での Live Share コラボレーションの実際の動作を見せるデモ。

図 1. Hexagon の Live Share プロトタイプを使って、エンジニアたちが Teams 会議の中でブレーンストーミングしながら 3D のモデルとシミュレーションに注釈を付けたり、編集したりしています。

流動フレームワークと Azure Fluid Relay の一般提供

流動フレームワーク (Fluid Framework) はオープンソースのクライアントサイド JavaScript ライブラリの集合であり、Live Share のリアルタイム コラボレーション機能を支えています。Azure Fluid Relay は、流動フレームワーク クライアントをサポートする完全マネージド型のクラウド サービスです。開発者は流動フレームワークと Azure Fluid Relay を使用して、開発するアプリでのリアルタイムの対話を Microsoft Teams 会議以外の場所でも実現することができます。流動フレームワーク、Azure Fluid Relay サービス、そしてこれに対応する Azure Fluid クライアントサイド SDK が実稼働シナリオへの準備を整えて提供を開始するのは 2022 年中盤の予定です。最新情報については Microsoft Developer Blogs をご覧ください。こちらのオンデマンド セッションで、流動フレームワークと Azure Fluid Relay を使用するコラボレーティブ Web アプリの構築についてさらに学ぶことができます。

アダプティブ カードを更新して Loop コンポーネントを作成

Microsoft Loop コンポーネントはライブの、アクション実行可能な生産性単位であり、常に同期を保って Microsoft 365 のアプリ間を自由に移動します (最初は Teams チャットと Microsoft Outlook)。本日、開発者が Loop コンポーネントを作成できるようになりましたことを発表します。これで、簡単に既存のアダプティブ カードを Loop コンポーネントに進化させることや、新しいアダプティブ カード ベースの Loop コンポーネントを作成することができるようになります。加えて、アダプティブ カード ベースの Loop コンポーネントを "エディター" の画面に表示することができます。これに使用される Context IQ はインテリジェントな機能の集合であり、Microsoft のアプリやサービスのバックグラウンドで稼働するので、ユーザーはメール新規作成の流れを止めずに続けることができます。Zoho Projects はこのアダプティブ カード ベースの Loop コンポーネントを利用して、同社の顧客のインシデント応答時間を向上させてサービス停止時間を短縮するとともに SLA (サービス レベル アグリーメント) を基準とする全体的なパフォーマンスを高めるためにユーザーがこれらのタスクを Teams でも Outlook でも実行できるようにしています。Zoho Projects と ServiceDesk Plus Cloud はいち早く Microsoft 365 のアプリと統合して Microsoft Loop を実装した製品の例です。この機能の開発者プライベート プレビューは 2022 年 6 月に開始します。最新情報については、Microsoft Developer Blogs をご覧になるか Twitter で @Microsoft365Dev をフォローしてください。

Zoho Projects の実際の動作のデモ。アダプティブ カード ベースの Loop コンポーネントを法務の承認に使用しています。

図 2. Zoho Projects はアダプティブ カードをライブの、アクション実行可能な Loop コンポーネントに発展させて Teams と Outlook の両方で動作するようにしました。

Microsoft Azure Communication Services サンプル アプリ ビルダーのご紹介

Microsoft Azure Communication Services と Teams との相互運用性を利用すると、カスタム アプリや Web サイトを利用する顧客と Teams で仕事をしている従業員との、シームレスなコミュニケーションをサポートするエクスペリエンスを作り出すことができます。たとえば Teladoc Health はこの種としては初の、カスタム完全統合型臨床/管理バーチャル ヘルスケア ソリューションであり、Teams の中でケア チームのコラボレーションと関連する臨床データへの直接アクセスを可能にするとともに、カスタム アプリから参加した患者にシームレスにバーチャル ケアを提供することができます。

バーチャル ヘルスケア用の Teladoc Health カスタム アプリの画面が左右に並べて表示されています。左の臨床チーム用画面には患者が表示され、右の患者用画面には担当医師が表示されています。

図 3. Teladoc Health はケア提供者の作業とつながりを Teams からできるようにしました。患者は Azure Communication Services を使用して開発されたカスタム アプリから参加できます。

本日、Azure Communication Services サンプル アプリ ビルダーを発表します。開発者が簡単に、バーチャル アポイントメントのためのサンプル アプリケーションをビルドしてデプロイできます。所要時間はほんの数分で、コーディングは一切不要です。このサンプル アプリを通して、顧客はアポイントメントの予約を入れることができます (これには Microsoft Bookings の機能が使用されます)。Teams 会議に参加するためのカスタム Web アプリには、会社のブランドを反映でき、スタッフはスケジュールされたアポイントメントに Teams を使用して参加します。このサンプル アプリは完全オープン ソースであり、開発者はそのコードを利用してさらにカスタマイズできます。Github で詳細情報をご覧ください

Microsoft Graph API の機能強化でチャットとチャネルのメッセージを開発者のアプリに埋め込み可能に

Microsoft Graph チャット API を利用すると、開発者が Teams のチャットを自分のアプリケーションに埋め込むことができます。これでユーザーがコラボレーションをシームレスに、アプリ間の切り替え不要でできるようになります。このたび、多数の新しい API のプレビュー開始を発表します。これで、フェデレーション ユーザー (たとえばテナント外のユーザー) とのチャットが可能になり、他にもメッセージが現在のユーザーによって既読か未読かを特定することや、ユーザー チャットとメンバーシップの変更をサブスクライブすることができるようになります。これらの新しい API の一般提供開始は 2022 年中盤を予定しています。詳細については、Docs のチャット メッセージのリソースの種類のページオンデマンド セッションをご覧ください。

SharePoint Framework と Microsoft Viva コネクション

SharePoint は、きわめて柔軟なコンテンツ コラボレーション プラットフォームとして Microsoft 365 のさまざまなエクスペリエンスにパワーを与えています。SharePoint Framework で、パーツやページを SharePoint のサイトや Teams のアプリなどの中に作成できるようになりました。このフレームワークを中心として、新しい従業員エクスペリエンス プラットフォーム Microsoft Viva コネクションの拡張性機能が構築されています。こちらのセッションで、Viva コネクション対応の独自の従業員エクスペリエンスを構築して Teams のアプリと直接統合する方法をご覧ください。

Viva コネクションのモバイル アプリと Teams でのホーム サイトを左右に並べた画像。

図 4. サンプルの Microsoft Viva コネクション アプリが Teams とモバイル デバイスの両方で実行されています。

"承認" の拡張性

Microsoft Teams の中の "承認" は、現場の最前線で働く従業員からオフィス ワーカーまであらゆる人々が、承認の作成、管理、共有を簡単に、仕事の流れの中で直接行うのに役立ちます。このたび、承認の作成、読み取り、更新、削除 (CRUD) の API を発表します。開発者はこの承認 API を使用して承認機能を基幹業務アプリに取り込むことや、Webhook を使用して Teams の "承認" での変更追跡とワークフロー推進ができるようになります。承認 API は 2022 年中盤にプレビュー開始を予定しています。最新情報については Microsoft Developer Blogs をご覧ください。詳細については、こちらのオンデマンド セッションをご覧ください。

開発者の生産性をスケーリング

ビルド 1 回で Teams と Microsoft 365 のどこにでもデプロイ

本日、新しい Teams SDK の一般提供開始を発表します。これを利用すると Teams、Outlook、Office に対応するアプリを単一のアプリケーション & デプロイメント モデルで構築することや、各製品に関係する機能を活用するコラボレーティブ アプリを構築することができます。開発者は最新の Teams JS SDK v2 とアプリ マニフェスト v1.13 にアップグレードできるようになりました。これで実稼働用の Teams 対応アプリを作成することや、フルスケールのパイロットを Outlook と Office のプレビュー チャネルのユーザーを対象として実施することができます。こうしてフィードバックを集めて、Outlook と Office で動作するアプリの配布 (本年中に可能になる予定です) に備えることができます。

これらの更新には後方互換性があるため、開発済みの Teams 対応アプリはすべて改変不要で今後も Teams の中で動作し、実稼働レベル サポートが受けられます。Teams 開発者向けエクスペリエンス (Microsoft Teams 開発者ドキュメント、ツール、サポート、コード リポジトリなど) は、拡張されたアプリをサポートするように更新されています。シングルテナントとマルチテナントの両方のアプリを、既存の Teams エクスペリエンスを使用して配布できるようになります。詳細については、Teams 対応アプリを Microsoft 365 の他の部分でも利用できるようにすることについてのオンデマンド セッションをご覧ください。

MURAL の実際の動作のデモ。個人用タブと検索ベースのメッセージ拡張機能が他の場所でも利用可能になることを示しています。

図 5. MURAL の Teams 対応アプリにある個人用タブと検索ベースのメッセージ拡張機能が他の Microsoft ホスト アプリでも利用可能になります。

MURAL はパートナーの中でも早くから、Teams、Outlook、Office をつなぐコネクテッドなエクスペリエンスを実現するアプリを提供しています。上記の例では、MURAL の検索ベースのメッセージ拡張機能が Outlook のメッセージに直接、対話型のアダプティブ カードとして挿入されています。MURAL の他にも Adobe、eCare Vault、go1、monday.com、Polly、ServiceNow、SurveyMonkey、Zoho など多数のパートナーの協力を得てこれらのツールが完成し、このたび一般提供開始となりましたことを Microsoft Build で発表しました。

Teams Toolkit for Visual Studio Code と CLI の一般提供開始

Teams Toolkit for Visual Studio、Visual Studio Code、コマンドライン インターフェイス (CLI) は、Teams と Microsoft 365 のためのアプリを短時間で構築するためのツールです。Teams プラットフォームの経験がない方もベテランの開発者も、Teams Toolkit を使うことがアプリの作成、ビルド、デバッグ、テスト、デプロイの最善の方法です。本日、Teams Toolkit for Visual Studio Code と CLI の一般提供 (GA) 開始を発表します。開発者はシナリオベースのコード スキャフォールドを足掛かりとして通知とコマンド & レスポンスのボットを作成することや、最新バージョンの Teams SDK へのアップグレードを自動化することや、Outlook や Office のアプリを直接デバッグすることができます。Teams Toolkit を使ったアプリ構築は今すぐ始めることができます。

Github 画面の画像。シナリオベース コード スキャフォールドの開発者デモ。

図 6. Microsoft Teams 用の通知アプリを、Teams Toolkit for Visual Studio Code を使用して構築しています。

Power Apps でのコラボレーション コントロール

このたび発表する "Power Apps でのコラボレーション コントロール" は、Power Apps で構築されるカスタム アプリの中から直接 Microsoft 365 のコラボレーション機能 (Teams のチャット、会議、ファイル、Tasks by Planner など) をドラッグ アンド ドロップできるようにするものです。コラボレーション コントロールのプレビュー開始は 2022 年中盤を予定しています。詳細については、こちらのオンデマンド セッションをご覧ください。最新情報については、Power Apps のブログをご覧ください。

開発するアプリでのユーザー エンゲージメントと収益化を成長させる

Microsoft 365 用アプリ コンプライアンス自動化ツール

Microsoft 365 アプリ コンプライアンス プログラムの目的は、アプリケーションがどれだけ信頼できるかを評価して対外的に示すことであり、この基準にはセキュリティ、プライバシー、データ取り扱い方法についての業界標準、たとえば SOC 2、PCI DSS、ISO 27001 などが使用されます。このたび、Microsoft 365 用アプリ コンプライアンス自動化ツールのプレビューを発表します。Azure 上で構築されたアプリケーションが対象であり、アプリのコンプライアンスの行程を加速するのに役立ちます。このツールで、開発者はかなりの数のタスクを自動化できるので、認定を短時間で、簡単に達成できるようになります。このツールにはレポート生成機能もあり、開発者が簡単に共有できるので、IT 部門がアプリのセキュリティとコンプライアンスを可視化するのに役立ちます。詳細については、Docs の Microsoft 365 用アプリ コンプライアンス自動化ツールのページをご覧ください。

アプリの管理と発見しやすさを向上

Teams Store はユーザーが適切なアプリを見つけるのに役立ちます。アプリ カテゴリが更新され、アプリのコレクションがキュレーションされ、人気の注目アプリが一覧表示され、ユーザーの同僚や仲間の使用状況に基づいてインテリジェントにおすすめが提示されます。今年の Microsoft Build では、Teams Store における中央エクスペリエンスを発表します。さまざまな Teams とグループ チャットで使用しているアプリをユーザーが自分で追跡するのに役立つとともに、そのアプリでどのアクセス許可が必要かがわかります。また、タブ、メッセージ拡張機能、コネクタを通したアプリの発見を、コンテキスト重視でできるようにします。これでユーザーが適切なアプリを見つけやすくなり、Teams の中で動作する ISV のアプリの使用を増やすのに役立ちます。たとえば、メッセージの新規作成というコンテキストでは、メッセージ拡張機能からの提案がタスクとアクション別にまとめられ、ユーザーはここから選択して実行できます。最後に、皆さまが開発したアプリをモバイル デバイスのユーザーが直接、たとえばリンクや QR コードから追加できるようになりました。

Teams 対応アプリのアプリ内購入

パートナーと開発者の皆さまからのご要望としてトップに挙げられるものの 1 つが、開発する Teams 対応アプリに課金システムを組み込むことです。これで、無料版アプリをフリーミアム版に転換できるようになり、アプリのユーザーにサブスクリプションで利用するかどうかを尋ねることができます。この新しいアプリ内購入機能は本日から提供を開始し、数行のコードを書くだけで呼び出すことができます。詳細については、Docs のアプリ内購入のページをご覧ください。

Microsoft Teams でアプリ内購入のサブスクリプション プランを選択する画面。

図 7. 数行のコード追加で、フリーミアム アップグレードが Teams の中で直接できるようになります。

Teams アプリ ライセンス管理

もう 1 つ、購入済みライセンスの管理と割り当てをユーザーができるようにするという点でも今回大きく前進しています。以前は、ライセンス管理コンポーネントをソリューションに組み込むかどうかは開発者に任されていました。方法としては、ランディング ページや、アプリの中で直接行うというものがあります。ライセンス管理のエクスペリエンス効率化に役立つように、間もなく、ライセンス管理の負担を開発者から Microsoft に移せるようにします。これで、ユーザーがライセンスの管理と割り当てを Teams の中で直接行うことができます。Teams でのライセンス管理のプレビュー開始は 2022 年中盤を予定しています。

新しいコラボレーティブ アプリが Teams に登場

ISV 各社から、革新的なコラボレーティブ アプリが次々と Teams に登場し、そのシナリオは広範にわたっています。ここでは、本日または近日中に提供を開始する新しいアプリの例をご紹介します。

  • MURAL アプリ for Teams は、あらゆる場所のチームが共有コラボレーション スペースを Microsoft Teams に取り込めるようにするものです。ユーザーは非同期の視覚的コラボレーションでチームワークを向上させることができます。エンゲージメントできていない会話を変革して、生産的で全員が積極的に参加できる会議やワークショップにするための多数のテンプレートと、実証済みのガイド付きメソッドが用意されており、チームが画期的な成果を達成するための力となります。MURAL は Microsoft プレビュー パートナーであり、MURAL アプリは Teams、Outlook、Office のすべてで単一のコネクテッド エクスペリエンスとして動作します。
  • Observable アプリ for Teams は、企業がそのデータ、コンテキスト、ロジックを 1 つの場所にまとめて、インサイト発見をコラボレーション型で行うとともにデータ駆動の意思決定を組織全体で加速することを可能にします。 Observable の新しい更新プログラムが 2022 年 6 月に予定されており、Observable でのコメントを通してコラボレーションするときに Microsoft Teams 通知を利用できるようになります。
  • SAP S/4HANA operational purchaser chatbot は、Microsoft Teams のコラボレーティブ機能を SAP S/4HANA ユーザーが会話型ユーザー エクスペリエンスの中で利用できるようにするものです。これには Microsoft Azure Active Directory (Azure AD) 認証が使用され、Microsoft Graph API が利用されているため、ユーザーが他の関係者を呼び出すことやビジネス パートナーとの Teams 会議のスケジュールを設定することが、認証済みビジネス ユーザーのコンテキストでボットの中から直接できるようになります。これは SAP 内のスタンドアロン アプリの中での Teams のコラボレーション エクスペリエンスの緊密な統合を提供するものであり、ユーザーに必要な接続性とコラボレーションをもたらします。
  • ServiceDesk Plus Cloud アプリは Zoho のエンタープライズ IT 管理部門である ManageEngine から提供されています。Microsoft Teams を利用してビジネスと IT のサービス デリバリーを効率化し、IT のインシデント解決を管理してスピードアップし、エンタープライズ全体でサービス エクスペリエンスを向上させます。間もなく、ServiceDesk Plus Cloud アプリの既存の静的なアダプティブ カードが Loop コンポーネントで拡張されます。これで、チケット関連の仕事をする人全員が、最新の更新情報を入手してサービス デスクのタスクをトリガーすることがタブの切り替え不要でできるようになります。
  • Figma はコラボレーティブなデザイン プラットフォームですが、ここに導入される新しいアプリで、チームが Figma と FigJam のファイルの共有、プレゼンテーション、コラボレーションをリアルタイムで、Teams 会議の中でできるようになります。このアプリでは新しいアダプティブ カード機能も利用されているため、ユーザーが Figma または FigJam のファイルへのリンクを Teams チャットの中で共有するとカードが展開し、ユーザーがそのファイルを Teams の中から開くことができます。ファイルの通知を見て応答することも、Teams の中から直接行うことができます。Figma アプリは 2022 年中に Teams アプリ ストアでの提供を開始する予定です。

詳細情報

ここでは、Microsoft TeamsMicrosoft 365 の上で動作するコラボレーティブ アプリの開発についてさらに学ぶための主なリソースをまとめます。

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Build collaborative apps with Microsoft Teams

The pandemic has dramatically accelerated the role of technology as a core enabler for hybrid work, and developers are at the heart of this transformation. Last Microsoft Build, we introduced collaborative apps, a new app pattern designed to bring people, processes, and data together to help users thrive in the hybrid workplace. Just like mobile devices completely transformed how people consume software, collaborative apps are transforming how people in every organization work together.

With more than 270 million monthly active users, Microsoft Teams offers developers an unmatched opportunity to build collaborative apps. Since the beginning of 2020, monthly active users of custom-built or third-party apps in Teams have grown more than tenfold. There are more than 1,400 Teams apps, with more and more independent software vendors (ISVs) generating millions in annual revenue from customers using their apps built on Teams and Microsoft 365 services. Looking ahead, we expect emerging technologies that bring the digital and physical worlds together, like Microsoft Mesh for Teams, to open new engaging possibilities for collaborative experiences on Teams. 

This year at Build 2022, we are sharing several enhancements and new capabilities for developers building collaborative apps for Teams and Microsoft 365. Watch my keynote with Charles Lamanna, Innovate with collaborative apps and low code, to view the highlights. Read on to get a full recap of our Build announcements, which are organized here in three sections: new ways to help you delight your users with rich collaborative experiences, scale your productivity and grow user engagement, and monetize your apps. We can’t wait to see what you will build with these innovations!

Delight users with rich collaborative experiences

Introducing Live Share: Interactive app experiences in Teams meetings

We are introducing Live Share, a capability for your apps to go beyond passive screen sharing and enable participants to co-watch, co-edit, co-create, and more in Teams meetings. Developers can use new preview extensions to the Teams SDK to easily extend existing Teams apps and create Live Share experiences in meetings. Live Share is backed by the power of Fluid Framework, which supports sophisticated synchronization of state, media, and control actions with only front-end development. This synchronization will run on Teams hosted and managed Microsoft Azure Fluid Relay service instance—at no cost to you. Our early partners building Live Share experiences include Frame.io, Hexagon, Skillsoft, MakeCode, Accenture, Parabol, and Breakthru. Watch our Live Share on-demand session and try out the new Teams SDK extensions.

In motion demonstration of Live Share collaboration in Microsoft Teams.

Figure 1. Hexagon Live Share prototype enables engineers to annotate and edit 3D models and simulations, while they brainstorm together in Teams meetings.

Fluid Framework and Azure Fluid Relay general availability

Fluid Framework is a collection of open-source, client-side JavaScript libraries that underpin the Live Share real-time collaboration capabilities. Azure Fluid Relay is a fully managed cloud service that supports Fluid Framework Clients. Developers are using Fluid Framework and Azure Fluid Relay to enable real-time interactivity on their apps beyond Microsoft Teams meetings. Fluid Framework, the Azure Fluid Relay service, and the corresponding Azure Fluid client-side SDK will be ready for production scenarios and available in mid-2022. Subscribe to Microsoft Developer Blogs for updates. Watch the on-demand session to learn more about building collaborative web apps with Fluid Framework and Azure Fluid Relay.

Create Loop components by updating Adaptive Cards

Microsoft Loop components are live, actionable units of productivity that stay in sync and move freely across Microsoft 365 apps starting with Teams chat and Microsoft Outlook. Today, we are announcing the ability for developers to create Loop components. Now you can easily evolve an existing Adaptive Card into a Loop component or create a new Adaptive Card-based Loop component. Additionally, Adaptive Card-based Loop components can be surfaced with Editor using Context IQ, our set of intelligent capabilities working in the background of Microsoft apps and services, to stay directly in the flow of composing an email. Zoho Projects is using these Adaptive Card-based Loop components to help its customers improve incident response times, reduce outage durations, and improve overall performance against service-level agreements (SLAs), by enabling users to complete these tasks across Teams and Outlook. Zoho Projects and ServiceDesk Plus Cloud are among the first products integrated with Microsoft 365 apps to implement Microsoft Loop. Developer private preview for this capability starts in June 2022. Subscribe to Microsoft Developer Blogs or follow us on Twitter @Microsoft365Dev for updates.

In motion demonstration of Zoho Projects using the Adaptive Card-based Loop components for legal approval.

Figure 2. Zoho Projects is extending adaptive cards to be live, actionable Loop components that work across Teams and Outlook.

Introducing Microsoft Azure Communication Services sample app builder

Microsoft Azure Communication Services interoperability with Teams enables you to create experiences that support seamless communications between customers on any custom app or website and employees working in Teams. For example, Teladoc Health built the first-of-its-kind custom fully integrated clinical and administrative virtual healthcare solution that allows care team collaboration and access to relevant clinical data directly within Teams, and the ability to seamlessly deliver virtual care to patients who join from a custom app.

Side-by-side display of Teladoc Health custom app for virtual healthcare. Clinical team view to the left showing patient and patient view to the right showing physician.

Figure 3. Teladoc Health is enabling care providers to work and connect from Teams while patients join from a custom app built using Azure Communication Services.

Today, we are introducing the Azure Communication Services sample app builder, enabling developers to easily build and deploy a sample application for virtual appointments in just a few minutes, with no coding needed. Through the sample app, customers can book appointments powered by Microsoft Bookings and join a Teams meeting through a custom web app with a company-branded experience, while staff use Teams to join scheduled appointments. The sample app is fully open source and developers can tap into the code for more customization. Visit Github to learn more.

Microsoft Graph API enhancements to embed chats and channel messages into your apps

Microsoft Graph chat APIs enable developers to embed Teams chats into their applications, enabling their users to collaborate seamlessly without having to switch back and forth across apps. We are introducing several new APIs in preview with capabilities such as enabling chats with federated users (like users outside your tenant), identifying which messages are read and unread by the current user, and subscribing to user chats and membership changes. These new APIs will be generally available in mid-2022. Visit our chat message resource type docs page and view the on-demand session to learn more.

SharePoint Framework and Microsoft Viva Connections

SharePoint is the most flexible content collaboration platform powering experiences across Microsoft 365. SharePoint Framework now lets you create parts and pages in SharePoint sites, Teams apps, and more. It is at the center of our extensibility capabilities for the new Microsoft Viva Connections employee experience platform. Check out the how-to session on building tailored employee experiences for Viva Connections that directly integrate with Teams apps.

Side-by-side view of Viva Connections in mobile app and home site in Teams.

Figure 4. A sample Microsoft Viva Connections app running in both Teams and on a mobile device.

Approvals extensibility

Approvals in Microsoft Teams help everyone—from frontline workers to office workers—to easily create, manage, and share approvals directly in the flow of work. We are introducing create, read, update, and delete (CRUD) APIs for Approvals. Developers can use the Approvals APIs to enable approvals within line of business apps and use webhooks to track changes and drive workflows with Approvals in Teams. The Approvals APIs will be available for preview in mid-2022. Subscribe to Microsoft Developer Blogs for updates. View the on-demand session to learn more.

Scale developer productivity

Build once and deploy anywhere across Teams and Microsoft 365

Today, we are announcing the general availability of the new Teams SDK that enables you to build apps for Teams, Outlook, and Office using a single application and deployment model and build collaborative apps that make use of the capabilities relevant to each product. Developers can now upgrade to the latest Teams JS SDK v2 and App manifest v1.13 to build production Teams apps, and run full-scale pilots with users on the preview channels of Outlook and Office. This will enable developers to get feedback and prepare for the distribution of their apps on Outlook and Office later this calendar year.

These updates are backward compatible so all your existing Teams apps will continue to work as-is in Teams with production-level support. Our Teams developer experience including our Microsoft Teams Developer Documentation, tooling, support, and code repository has been updated to support extended apps. You will be able to distribute both single-tenant and multi-tenant apps using existing Teams experiences. To learn more, check out our on-demand session about extending Teams apps across Microsoft 365.

In motion demonstration of MURAL extending personal tabs and search-based message extensions.

Figure 5. MURAL is extending its Teams app’s personal tabs and search-based message extensions to other Microsoft host apps.

MURAL is among the early partners bringing the connected experience across Teams, Outlook, and Office to life with their apps, like the example above showing a search-based message extension inserting a MURAL directly into the Outlook message as an interactive Adaptive Card. In addition to MURAL, several other partners, including Adobe, eCare Vault, go1, monday.com, Polly, ServiceNow, SurveyMonkey, and Zoho have helped us get these new tools ready and we are excited to make them generally available to everyone at Microsoft Build.

Teams Toolkit for Visual Studio Code and CLI now generally available

Teams Toolkit for Visual Studio, Visual Studio Code, and command-line interface (CLI) are tools for building Teams and Microsoft 365 apps, fast. Whether you’re new to Teams platform or a seasoned developer, Teams Toolkit is the best way to create, build, debug, test, and deploy apps. Today we are excited to announce the Teams Toolkit for Visual Studio Code and CLI is now generally available (GA). Developers can start with scenario-based code scaffolds for notification and command-and-response bots, automate upgrades to the latest Teams SDK version, and debug apps directly to Outlook and Office. Get started building apps with Teams Toolkit today.

Github screen view for developers demonstration scenario-based code scaffolds.

Figure 6. Building a notification app for Microsoft Teams using the Teams Toolkit for Visual Studio Code.

Collaboration Controls in Power Apps

We are announcing Collaboration Controls in Power Apps to let developers drag and drop Microsoft 365 collaboration features like Teams chats, meetings, files, Tasks by Planner, and more right inside custom apps built with Power Apps. Collaboration Controls will be available in preview in mid-2022. View the on-demand session to learn more. Subscribe to the Power Apps blog for updates.

Grow user engagement and monetize your apps

App Compliance Automation Tool for Microsoft 365

Microsoft 365 App Compliance Program is designed to evaluate and showcase the trustworthiness of application-based industry standards, such as SOC 2, PCI DSS, and ISO 27001 for security, privacy, and data handling practices. We are announcing the preview of the App Compliance Automation Tool for Microsoft 365 for applications built on Azure to help them accelerate the compliance journey of their apps. With this tool, developers can automate a significant number of tasks to achieve the certification faster and easier. This tool also produces reports that can be easily shared by developers to help IT gain visibility of app security and compliance. Learn more from our App Compliance Automation Tool for Microsoft 365 docs page.

Improved app management and discoverability

The Teams Store helps users find the right apps through updated app categories, curated app collections, featured top apps, and intelligent recommendations based on what colleagues and peers are using. This Microsoft Build, we are making available a central experience within the Teams Store to help users track the apps they are using across various Teams and group chats, and see what permissions are required by these apps. We are also making the discovery of apps through tabs, message extensions, and connectors more contextual to help users find the right apps and grow usage of the ISV apps in Teams. For example, in the context of composing messages, the message extension suggestions will be organized by tasks and actions users can take with it. Lastly, users on mobile devices can now add your apps right from the mobile device, such as from a link or QR code.

In-app purchasing for Teams apps

A top request from partners and developers is to provide the ability to include a paywall experience directly from within your Teams app. This gives you the ability to turn a free app into a freemium version, where you can choose when to prompt your users when to subscribe to your app. The new in-app purchase functionality is available today and can be invoked with a few lines of code. Learn more from our in-app purchases docs page.

Microsoft Teams subscription plan options for in-app purchasing.

Figure 7. Developers can enable freemium upgrades directly within Teams with a few lines of code.

Teams app license management

Another area we are making advancements in is enabling users to manage and assign purchased licenses. It’s previously been up to developers to build the license management component into their solution, whether on their landing page or directly within the app. To help streamline the license management experience, we will soon be offering the ability for you to offload the license management capabilities to Microsoft where users can manage and assign licenses—directly in Teams. License management in Teams will be available in preview in mid-2022.

New collaborative apps coming to Teams

We are excited to see ISVs bringing innovative collaborative apps to Teams across a broad range of scenarios. Here are just a few examples of the new apps available now or coming soon:

  • MURAL app for Teams gives teams everywhere the ability to bring a shared collaboration space directly into Microsoft Teams. Users can improve teamwork with asynchronous visual collaboration, and transform disengaged conversations into productive, engaging meetings and workshops using hundreds of templates and proven, guided methods that empower teams to deliver breakthrough results. MURAL is a Microsoft preview partner, and the MURAL app now works across Teams, Outlook, and Office for a single, connected experience.
  • Observable app for Teams allows companies to bring their data, context, and logic together in one place to uncover insights collaboratively and accelerate data-driven decision-making across the organization. New updates coming to the Observable app in June 2022 will offer Microsoft Teams notifications when collaborating through comments in Observable.
  • SAP S/4HANA operational purchaser chatbot provides collaborative capabilities of Microsoft Teams to SAP S/4HANA users within a conversational user experience. It uses Microsoft Azure Active Directory (Azure AD) authentication and leverages Microsoft Graph APIs to allow users to call other parties or schedule Teams meetings with business partners directly from the bot in the context of the authenticated business user. This provides tight integration of the Teams collaboration experience in a standalone app in SAP, bringing connectivity and collaboration where users need them.
  • ServiceDesk Plus Cloud app from ManageEngine, Zoho’s enterprise IT management division, leverages Microsoft Teams to streamline business and IT service delivery, manage and accelerate IT incident resolutions, and improve service experience across the enterprise. Coming soon, the ServiceDesk Plus Cloud app will enhance its existing static Adaptive Cards with Loop components, which will allow everyone working on the ticket to get the latest updates and trigger service desk tasks without switching tabs.
  • Figma, the collaborative design platform, is introducing a new app that will enable teams to share, present, and collaborate in real-time on Figma and FigJam files within a Teams meeting. The app also leverages the new Adaptive Card functionality so when a user shares a link to a Figma or FigJam file in a Teams chat, the card unfurls, allowing users to open the file from within Teams. Users can also view and respond to file notifications directly from Teams. The Figma app will be available later in 2022 in the Teams app store.

Learn more

Here’s a recap of the key resources to learn more about developing collaborative apps on Microsoft Teams and Microsoft 365: