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Microsoft Teams 3 周年: チームメイトとつながり、生産性を高めるのに必要なものすべてがここに

Microsoft Teams が誕生してから今週で 3 年になります。すばらしい 3 年間でした。世界中の組織で Teams が使われ、仕事のしかたを変革してきたのを見て感激しています。本日は、Teams の新しい機能をいくつか紹介します。これらは Teams エクスペリエンスのさまざまな面に関するものですが、その多くは会議に結び付いています。

その前に、私たち全員が置かれている状況について触れておきたいと思います。また、世界中の組織、従業員、学生の皆様が突然リモート ワークや遠隔学習に移行することになり、ご自身と周りの人々の健康と安全を保つ努力をされていることに、感謝の思いを伝えたいと思います。

リモートでの仕事や学習に適応する

世界中で、多くの人々が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) アウトブレイクの影響を受けています。その影響は私たちの仕事のしかた、人との付き合い、家族との暮らし、コミュニティでの生活に及んでいます。ここピュージェット サウンド (米国ワシントン州) の Microsoft では、50,000 人の従業員に対して出勤しないよう求めました。今では、世界各地で何万人もの Microsoft 従業員が同じようにリモート ワークをしています。簡単なことではありませんでした。まったく方向性が定まらないこともありました。しかし、私たちのチームは、それでもつながっています。一緒に仕事をしています。すべき仕事をこなしています。

COVID-19 に向き合う中で、Teams を使ってつながり、前進しているお客様の事例は数え切れないほど届いており、どれも勇気づけられるものです。イタリアのボローニャ大学の教授が Twitter でシェアしていますが、この大学では講義の 90% を Teams によるオンライン方式に移行するのを 4 日で完了しました。間違いなく、900 年を超えるこの大学の歴史上、初めてのことでした。米国ペンシルベニア州の St. Luke’s University Health Network の医師は、Teams を使って患者とのビデオ会議を行う予定です。特にコロナウイルスに感染すると重症化のおそれが高い患者が対象であり、患者と医療提供者の両方を守る手段となっています。日本では大阪市が、Teams を使って数百人の新職員のオリエンテーションと研修を 4 月に実施する予定です。

このような事例は、世界中の国々から聞こえてきます。今回の突然、世界中を巻き込んだリモート ワーク化の動きは、仕事や学習の方法におけるターニング ポイントになると信じています。既に私たちは、リモートでの仕事や学習を実現するチャット、ビデオ、ファイル コラボレーションのソリューションが、仕事のしかたの中心になっていることを目の当たりにしています。Teams の利用量は前例のない急激な増加を見せており、今では 1 日あたりのユーザー数*が 4,400 万人を超えています。その前の 7 日間で 1,200 万人も増えているのです。そして、これらのユーザーが今週行った会議や通話の時間は、1 日あたり 9 億分を超えています。

リモート ワークを実現することの重要性が、これまでにないほど高まっていることは明らかです。そしてその価値は、COVID-19 のアウトブレイクが終息した後も続くでしょう。私たちはこれからも、組織、チーム、個人が互いに離れて仕事をせざるを得ないときでも生産性とつながりを保つのに役立つツールを作っていきます。

人々の働き方を変える

この 3 年間で、大小を問わず数千もの組織が (これには Fortune 100 企業のうち 93 社も含まれています)、Teams をチームワークのハブとして利用するようになり、つながりとエンゲージメントの維持に役立てています。業界をリードする数々の企業が、Teams を全社に展開しています。それだけでなく、従業員数 10 万を超える企業 20 社が Teams を積極的に使用しています。Ernst & Young、SAP、Pfizer、Continental AG がその例で、Accenture では 44 万人の従業員が Teams を積極的に使用しています。

93 の組織が Teams を使用しており、ユーザー数 1 万人を超える組織の数は 650 を超え、市場の数は 181、言語の数は 53 であることを示す画像。

Teams の新機能

私たちはこれからも、チームでのコミュニケーションとコラボレーションをさらに簡単にするエクスペリエンスに投資していきます。本日発表する新しい機能は、2 つのことへの私たちのコミットメントが反映されています。1 つはお客様のために最高のオンライン会議エクスペリエンスを構築すること、もう 1 つはこれまであまりテクノロジを利用できていなかった職種、たとえば現場担当者や医療従事者のためのソリューションです。

  • リモート会議に参加したときに、他の参加者がたたくキーボードの音や、すぐ後ろから聞こえる掃除機の音がうるさいと思ったことがあるかもしれません。リアルタイムのノイズ抑制機能は、気になる周囲の雑音を最小限に抑えて、発言内容を聞き取るのに役立ちます。
  • 大規模な会議では、リモート参加者が発言したくてもその意思表示が難しいこともあります。挙手機能を使用すると、会議参加者はだれでも、発言したいときに視覚的な合図を送ることができます。

Microsoft Teams の挙手機能を示すアニメーション画像。

  • 産業労働者は、効果的なコミュニケーションやコラボレーションと安全の維持を両立する必要があります。Teams と RealWear ヘッドマウント型デバイスの新しい統合で、現場担当者は情報にアクセスし、現場にはいないエキスパートとハンズフリーでコミュニケーションを取ることができるようになります。

RealWear ヘルメットの画像。

  • B2C のバーチャル面会が求められる場面としては、医療機関の患者診察、顧客との打ち合わせ、求職者との面接などがあります。今月発表した Teams の Bookings アプリを使用すると、バーチャル面会のスケジューリング、管理、実施を簡単に行うことができます。
  • Teams では間もなく、チャットを独立したウィンドウで開くことができるようになります。ワークフローの効率化に役立ち、進行中の複数の会話を切り替えるのも簡単になります。
  • オフラインと低帯域幅のサポートにより、チャット メッセージを読んで返信を書く作業が、インターネットに接続していないときでもできるようになります。自分がすべきことを、どこにいても進めるのがさらに簡単になります。
  • また、Teams デバイスのエコシステムがさらに拡大し、Teams 認定デバイスが新たに追加されています。一般提供を開始した Yealink VC210 は、Teams 認定を受けた初のコラボレーション バーであり、スピーカー、マイク、カメラと Teams のネイティブ エクスペリエンスを一体化した製品です。小さな会議室に適しており、すぐに設置できて管理も簡単です。さらに、Bose Noise Cancelling Headphones 700 UC も、今春中に発売されます。
  • Microsoft 365 Business Voice の提供を、米国で中小企業向けに開始します。Teams を完全な電話システムとして使うことができます。また、Microsoft 365 Enterprise プランの新しいラインアップに、現場担当者向けライセンス オプションが追加されます。

上記の新機能は、特に明記されていない限り、年内に提供を開始する予定です。

3 年前のスタート以来、Teams はチームワークのハブへと進化しました。会議、チャット、通話、コラボレーションのすべてをこの 1 つの場所で行うことができます。私たちはこれからも、働く人すべてが可能なかぎり生産性とつながりを高めていけるように、エクスペリエンスを改善し、拡張していきます。COVID-19 のアウトブレイクが続く中で、世界中の人々がリモートでの仕事や学習にやむなく移行していますが、リモートでの仕事と学習がこれほどまで重要に感じられたことはありません。私たちはこのような特別な時に、お客様に寄り添うことができる機会を得たことに感謝しています。

*1 日あたりのアクティブ ユーザー数とは、24 時間という期間の中でデスクトップ クライアント、モバイル クライアント、または Web クライアントで意図的なアクションを実行したユーザーの最大数です。意図的なアクションとは、Teams でのチャットの送信や返信、会議への参加、ファイルを開くことなどです。受動的なアクション、たとえば自動起動、画面最小化、アプリを閉じることなどは含まれません。