Microsoft 365 の 3 月の最新情報まとめ — チームワークを実現し職場のセキュリティを強化するツール
今月リリースした Microsoft 365 の新しい機能は、チームワークを促進し、時間を節約し、IT 管理を合理化するのに役立ちます。
この記事では、3 月に追加された新機能をご紹介します。
共同作業をさらに簡単に
新しい機能とサービスが追加され、さらに多くの方法で同僚や LinkedIn のコンタクトとさまざまなプラットフォームで共同作業できるようになりました。
会議の生産性を促進し、コンプライアンス義務を果たす Microsoft Teams の更新 — 先週の Enterprise Connect で、Teams の多数の新しい機能を発表しました。たとえば、リモート会議の効果を高めるためにビデオ チャット中の背景の置き換えができるようにしました。また、Teams 会議中のライブ キャプションと字幕で会議がさらにインクルーシブになり、誰もが参加しやすくなりました。それから、Microsoft 365 でのライブとオンデマンドのイベントの一般提供開始も発表しました。この機能を利用すると、説得力のある情報伝達を最大 10,000 人の従業員、顧客、パートナーに向けて行うことができます。他にも、Teams の新しいコンプライアンス機能を発表しました。たとえば、チャットや会話でのデータ損失防止 (DLP) は、情報のセキュリティを維持して組織の義務を果たすのに役立ちます。
ホワイトボードでのアイデア形成をもっと便利に — 2 つの新しいインテリジェント手描き入力機能が Microsoft Whiteboard Windows 10 アプリに追加され、コラボレーションでのアイデア形成に役立ちます。Whiteboard アプリのインク取り込み機能を使用し、物理的なホワイトボードを撮影して簡単にデジタル インクに変換できるようになりました。加えて、手描き文字をきれいにする新機能がメモ書きの読みやすさを高めます。この機能は、手描き入力された文字を解析して、読みやすい筆跡に自動的に置き換えます。これらのインテリジェントな手描き機能を組み合わせると、コンテンツ管理にかける時間を減らしてデジタル ホワイトボードでのコラボレーションに使える時間を増やすことができます。どちらの機能も、Whiteboard Windows 10 アプリで利用できます。
LinkedIn の 1 次コンタクトとの仕事をシームレスに — セキュリティを維持して自分の LinkedIn アカウントと Office 365 アカウントとを接続済みのときに、他の人の LinkedIn プロフィールを Outlook on the web で、および Office 365 の OneDrive や SharePoint で見ることができるようになりました。一緒に仕事をしている人に関する情報を、相手が組織内外どちらであっても参照できます。現在は、LinkedIn の多数の 1 次コンタクトにメールを送信してドキュメントを共同編集する機能を、対象指定リリースのお客様にロールアウトしています。
開始するには、Outlook on the web、OneDrive、SharePoint、Word Online、PowerPoint Online、Excel Online で新規メッセージを作成するときやドキュメントを共有するときに、コンタクトの名前を [宛先] または [Cc] のフィールドに入力します。
より魅力的なコンテンツを作り、より多くのことを達成する
Word、Excel、PowerPoint、Outlook on the web の新しい機能が、美しいコンテンツ作りと時間の節約に役立ちます。
プレゼンテーションを目立たせる 3D オブジェクトを Mac で利用可能 — 印象的なビジュアルと魅力的なコンテンツを Mac で作成できます。3D 埋め込みアニメーションを Word、Excel、PowerPoint で利用できるようになりました。理解しやすく記憶に残り、エンゲージメントを促進し、見る人を楽しませる、まるで生きているようなコンテンツを作ります。シーンを選んで、膨大な無料コンテンツのライブラリから 3D モデルを挿入し、3D オブジェクトを回転させて、ストーリーをあらゆる角度から伝えます。Mac での 3D オブジェクトのロールアウトは、Insider 参加者を対象に来月から開始します。
会議の準備とスケジュール設定をスピードアップする Outlook on the web の新しいインテリジェントな機能 — Microsoft の人工知能 (AI) を活用して、Outlook on the web に会議の準備をお手伝いする機能が搭載され、必要になると思われる関連情報を表示するようになりました。また、メールでの会話から自動的に会議の作成を提案することや、会議への出席を依頼する相手がいつ空いているかを表示することもできます。Outlook on the web ユーザーへのこれらの機能のロールアウトは、次の数週間のうちに開始する予定です。
セキュリティを強化して IT 管理を合理化
新しい機能が組織の保護の強化と IT 管理の合理化に役立ちます。
健全なセキュリティ ポスチャを確実にするための Microsoft Defender Advanced Threat Protection (ATP) の更新 — 先週お知らせしたように、エンドポイント保護プラットフォームを拡張し、サポート対象のオペレーティング システムを追加します。新たにサポートを開始する Mac 用の Microsoft Defender Advanced Threat Protection (ATP) は現在、限定プレビューを行っています。この拡張に合わせて、Windows Defender ATP プラットフォームの名称を Microsoft Defender ATP に変更します。もう一つ、こちらでお知らせしたとおり、Threat and Vulnerability Management (TVM) の機能を Microsoft Defender ATP で利用できるようにします。脅威と脆弱性の検出、優先順位付け、修復の機能のプレビューを近日中に開始する予定です。
セキュリティと調査のツールに新しい Microsoft 365 セキュリティ センターからアクセス — Microsoft 365 セキュリティ センターは、組織のセキュリティ担当者専用の新しい統合ワークスペースです。Microsoft Threat Protection の包括的なセキュリティ機能をここで管理し、活用することができます。Microsoft 365 セキュリティ センターは既に一般提供を開始しています。セキュア スコア、高度な捜索、セキュリティ アラートなどの機能の使用を開始するには、security.microsoft.com にアクセスしてください。
ご利用中の Microsoft 365 のサービスを管理するための新しい Microsoft 365 管理センター — 先週発表したとおり、新しい Microsoft 365 管理センターのロールアウトを開始します。Microsoft 365 と Office 365 のすべての管理者は、既定でこの新しい管理センターを使うことになります。Microsoft 365 管理センターの目的は、1 か所で Windows 10、Office 365、Enterprise Mobility + Security (EMS) のすべてのサービスを管理する場所となることであり、管理をパワフル、効率的、かつパーソナライズした方法で実施できるようにすることです。
その他の更新
- Word、Excel、PowerPoint、または Outlook のデスクトップ アプリから Office 365 ドキュメントへのリンクを開くときに、ドキュメントを Web で開く代わりにそのデスクトップ アプリで直接開くこともできるようになりました。
- Teams のチャネルに Yammer タブを追加できるようになりました。このタブには、指定したグループまたはトピックのフィードが Yammer から読み込まれます。
- 業務に適した方法でアンケートを配布できる大企業向けの新しいアンケート ソリューション Microsoft Forms Pro のパブリック プレビューを開始しました。
- OneNote で新たに、ノートブックに埋め込まれたファイルの編集内容の同期がサポートされるようになりました。つまり、埋め込まれたファイルのコピーを保存する必要はなくなります。
- Azure Active Directory B2C のカスタム ポリシー機能の一般提供が開始し、アイデンティティ エクスペリエンスに関する制御の幅が広がりました。企業の顧客向けアプリケーションでユーザーそれぞれに合わせた体験を提供するのに役立ちます。