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Office 365 の 10 月の新機能: オンライン ツール、Microsoft AI など

編集者前書き 2017/10/31:
Office 365 の最新の提供状況を反映して、世界地図を更新しました。南極やコンゴ共和国などが新たに追加されました。

今回は、Office チーム担当副社長 Kirk Koenigsbauer の記事をご紹介します。

Office 365 では、チームワーク用の汎用ツールキットを備えた非常に広範で高度なアプリやサービスのセットが提供され、接続や共有、コミュニケーションの方法を多くの選択肢から柔軟に選ぶことができます。このたび、Microsoft は、世界各地の 96 の市場を新たに追加することを発表しました。これにより、Office 365 は、世界中で 246 を超える市場に 44 の言語で提供されるようになりました。10 月に新たに追加されるアプリと新機能は、世界中のあらゆる規模の組織がデジタル変革を促進するのに役立ち、誰でもアクセスできる優れたコンテンツを作成できます。

Office 365 の新しい市場と既存の市場を示した世界地図。

強力なコンテンツの作成に使用できる新機能

10 月も引き続き、Office 365 のインテリジェント サービスの改善を行い、時間を節約し、成果を向上させるための、クラウドベースの新しい機能セットを提供することになりました。

Word の翻訳ツール: Word で使用可能な翻訳ツールが改善されました。一部のテキストのみでも、文書全体でも翻訳できるようになりました。また、翻訳結果を通常の文書ファイルとして校閲し、保存することもできます。翻訳ツールは、ニューラル機械翻訳を使用する 11 の言語を含めて、60 の言語をサポートします。優れた品質で流暢に翻訳されるため、より信頼性の高い作業を行うことができます。翻訳ツールを使用するには、Word の [校閲] タブに移動して、[翻訳] を選択します。

人やドキュメントも検索できる操作アシスト: Word、Excel、PowerPoint での作業中に、必要な情報をより簡単に見つけ出すことができるようになりました。Office 365 サブスクリプションをお持ちの企業ユーザーを対象に、操作アシストで人やドキュメントも検索できるようになりました。これにより、組織全体での検索、同僚との現在のファイルの共有、以前のドキュメントのスライド、グラフ、表のプレビューや再利用などができるようになりますOffice 365 の商用アカウントを使用して Office アプリケーションにサインインし、[実行したい作業を入力してください] ボックスに人名やファイル名を入力するだけです。

iPad 版 Word の学習ツール: iPad 版 Word は、新しいモバイル ツールをサポートするようになりました。1 つは、学び方の違いに合わせて最適な方法でコンテンツを表示できるイマーシブ リーダーで、もう 1 つは、読み上げ箇所を強調表示しながら、作成したドキュメントを音声で読み上げる音声読み上げ機能です。このような機能により、ドキュメントの作成ミスが見つかりやすくなり、すぐに修正できるので、誰でも読み取りや編集の精度を向上することができます。失読症など、学習障碍を持つユーザーには特に便利な機能です。

Word で学習ツールを表示したスマート デバイス。

ファイル管理を簡素化するクラウド拡張機能

作成するファイルや共同作業を行うファイルの数が増え、複数のデバイスで作業することが多くなった今日、すべての重要なコンテンツ (仕事用とプライベート用の両方) に 1 か所でアクセスできることがますます重要になっています。デバイスに十分な容量があるかどうかや、機内でファイルにアクセスできるかどうかなどの心配を取り除くことも必要です。

OneDrive ファイル オンデマンド: Windows 10 Fall Creators Update では、PC 上の他のファイルと同様に、OneDrive や SharePoint のファイルにアクセスできます。この機能を利用すれば、ディスク領域を節約できます。”オンラインのみ” のファイルは、ダブルクリックしてオンデマンドでデバイスにダウンロードすると、ローカルで使用できるようになり、企業ネットワークに対する影響を制限できます。ディスク領域を解放する必要がある場合は、いつでも “オンラインのみ” に戻すことができます。ファイル オンデマンド機能 を有効にすると、個人用のファイル、OneDrive のファイル、SharePoint Online のチーム サイトにあるファイルを使用できます。

OneDrive 内の 3D ファイル: Microsoft では、Office 365 と連携できるコンテンツの種類を拡張することに継続的に取り組んでいます。OneDrive で 3D が新たにサポートされるようになり、3D オブジェクトの整理や共有が可能になり、視覚的な効果や創造性を高めることできます。OneDrive および OneDrive.com の 3D ファイルを開いたり、表示したりできるようになりました。Word、Excel、または PowerPoint にインポートする前にブラウザー プラグインをインストールする必要はありません。

オンライン ツールキットの拡張

Microsoft では、Office.com とブラウザーベースのアプリケーションの機能強化に継続的に取り組んでいます。使用するデバイスに関係なく、生産性を向上できます。

Visio Online—10 月初め、Microsoft は、Visio Online を導入しました。これは、Microsoft の人気の高い作図ツールの Web 版で、豊富な機能を利用して Web で視覚的な作業を簡単に行うことができます。Visio のサブスクリプション ユーザーは、オンラインでの図表の作成、編集、共有が可能になり、新しい方法で、複雑な情報を簡単に視覚化できます。

Visio Online を表示したスマート デバイス。

MyAnalytics でのネットワークの視覚化—MyAnalytics は個人の分析やインテリジェントな提案を行い、ユーザーやそのチームが働き方を改革するのに役立ちます。このたび、Microsoft では、MyAnalytics に新機能を導入しました。個人とグループの時間の使い方を視覚化できるので、時間配分を見直して、より多くの時間を優先事項に投資できるようになります。

Outlook.com で LinkedIn プロフィールを表示可能: 9 月の Ignite で、Satya Nadella が、Microsoft のアプリやサービスで LinkedIn プロフィール情報を表示できる機能を紹介しました。この機能は、Office 365 のサブスクリプションをお持ちの企業ユーザーを対象にしています。本日から、Outlook.com のコンシューマー ユーザーを対象に、この新しいエクスペリエンスのロールアウトを開始します。豊富なインサイト、プロフィール画像、職歴などを個人用の受信トレイで直接確認できます。

その他の更新

  • ダウンロード数が 10 億件に達した Skype for Android: 先週、Google Play ストアからの Skype のダウンロード数が 10 億回に達しました。
  • Office 365 ギャラリー: 10 月、Microsoft は、新しい Office 365 ギャラリーのロールアウトを開始しました。これにより、サブスクリプションをご利用の方は、利用可能なアプリ、ツール、サービスについて、自分に合った情報が提供されます。
  • Office Lens の複数ページ サポート: 複数ページの大きなドキュメントをスキャンして、単一のファイルとして保存できるようになりました。これにより、クラウドですべてのドキュメントをシームレスに保存したり、検索したりできます。
  • SharePoint の更新: 10 月、モバイル対応の見映えのよいSharePoint 用フォームを PowerApps で簡単に作成できるようになりました。さらに、組織全体で、Android および iOS 上の SharePoint Mobile アプリから直接、新しい項目やそのダイジェスト版を作成することもできるようになりました。
  • Yammer のグループ インサイト: Microsoft では、グループに関する新しいインサイトをロールアウト中です。これは、コミュニティ管理者が Yammer グループをより詳細に把握したり、育成したりするのに役立ちます。
  • Office を搭載した Surface: 10 月に開催された Future Decoded で、Panos Panay が、デバイスとソフトウェアの組み合わせが、どのように最新のワークプレースでの働き方を変革し、作成方法や目標達成に影響を与えるかについて講演を行いました。
  • 行動を起こしています: 国際障害者デーに先立ち、Microsoft は、障碍を持つ人々がアクセシビリティ機能を利用して生活を変革するのに役立つ新しいビデオ シリーズを公開する予定です。

Office 365 サブスクリプションをお持ちのお客様を対象とした今月の新機能の詳細については、Windows デスクトップ版 Office の新機能 | Office for Mac の新機能 | Office Mobile for Windows の新機能 | Office for iPhone および Office for iPad の新機能 | Android 版 Office の新機能を参照してください。Office 365 Solo をご使用のお客様は、ぜひ Office Insider にご登録のうえ、Office の優れた最新の生産性機能をいち早くご活用ください。Current Channel と Deferred Channel の企業ユーザーの皆様は、先行リリースを通じて完全にサポートされたビルドを早期に利用できます。今回ご紹介した機能の入手時期については、こちらのサイトを参照してください。

– Kirk Koenigsbauer

提供状況: 

  • Word の翻訳ツールは、Office Insider を対象に、Windows で提供しています。その他のプラットフォームについても、まもなく提供を開始する予定です。
  • カスタム機能の開発者プレビュー は、Office Insider を対象に、Windows へのロールアウトを開始しました。Mac、iPad、および Excel Online についても、まもなく提供を開始する予定です。
  • OneDrive ファイル オンデマンド機能は、Windows 10 Fall Creators Update の一部として提供されています。
  • Visio Online は、Visio Online プラン 1 とより機能豊富な Visio Online プラン 2 (以前の Visio Pro for Office 365) の 2 つのサブスクリプションで提供されています。図表の表示は、ほとんどの Office 365 ユーザーも無料で利用できます。詳細については、こちらを参照してください。
  • LinkedIn の情報を Outlook.com で表示する機能 は、11 月中にロールアウトを開始する予定です。