創造力を引き出す Visio Online と Visio の革新的なクラウド技術
Microsoft は、オーランドで開催されている今年の Microsoft Ignite カンファレンスで、クラウドファースト テクノロジに重点を置いた、Microsoft 365 ソリューション セットを拡張する複数の新機能を発表しました。Visio Online は Microsoft の最新のソリューションの 1 つで、最新のワークプレースで従業員の創造力をさらに引き出します。本日、商用ユーザーを対象に Visio Online の提供を開始しました。価格は、年間契約でユーザー 1 人あたり月額 5 ドルです。
Visio のユーザー層を拡大
今日のインフォメーション ワーカーが求めているのは、シンプルかつ強力な視覚化機能です。Web ベースの軽量な作図ツールである Visio Online は、図面の作成、編集、オンラインでの共有を行うことができ、新たな方法で場所を選ばずに情報を視覚化したいというユーザーのニーズに応えます。また、Visio Online で作成した図面は、ライセンスの有無にかかわらず、企業内のあらゆる人が閲覧できるため、重要な図面に関するフィードバックを主要な関係者全員から得ることができます。
Visio Online には、ユーザーのさまざまな用途に合わせて、幅広いテンプレートが揃っています。基本フローチャート用のスターター図面、プロセス図、タイムライン、ビジネス マトリックス、SDL 図など、その他多くのテンプレートが用意されています。情報の視覚化は簡単で、キャンバスに図形をドラッグ アンド ドロップし、図形の色や全体のテーマを変更して、コネクタで図形どうしをリンクするだけです。また、Web 上の図面を OneDrive for Business で安全に共有できます (Visio Online プラン 1 およびプラン 2 には 2 GB の OneDrive ストレージが含まれています。これらのプランの詳細については後ほど説明します)。
Visio Online の作図テンプレートを使用して作業をすばやく開始できます。
「総合的に見て、Visio Online は私にとって理想的なソリューションです。今までは、ドキュメントで使用するために簡単な図を手描きするなどしていましたが、Visio Online を使うことで格段に楽になると思います」 – Graves Kilsgaard 氏 (KMC Foods、システム開発担当)
クラウドファーストのイノベーション
Visio チームでは、昨年の初めから、本格的な図面を作成するユーザーの創造力を引き出すために、クラウドファーストの革新的な機能をリリースすることに全力で取り組んできました。このイノベーションの継続と加速化により、Visio Online だけでなく、Visio の作図ツール セットの拡張機能も多数メジャー リリースすることになりました。
以下にクラウド限定で提供される各機能をご紹介します。
- Power BI は、複雑なデータセットから有意義なインサイトを取得するのに役立つ Microsoft のクラウドベースのデータ視覚化ツールです。このたび、新たに Power BI で Visio の図をライブ データにリンクして、Power BI ダッシュボードに埋め込めるようになりました。Visio と Power BI の統合は、現在パブリック プレビューとして提供されており、リリースは来年の予定です。この Power BI の新機能の詳細については、ブログ記事を参照してください。
- データ ビジュアライザーは、Excel のプロセス マップ データを Visio のデータ主導型の図に変換する機能です。表形式の数値ではなく高度に視覚化された図を使用することで、新しいプロセス情報を抽出できるため、複雑な問題に対する創造的な解決策を生みだすことができます。
- iOS 用 Visio Viewer を使用すると、Visio の図面を iPad と iPhone の両方で表示および操作できます。OneDrive や SharePoint で簡単に図面を共有し、お好みの iOS デバイスからアクセスできます。
- PowerPoint スライド スニペットを使用すると、選択した図面の一部にタイトルを付けて、スライドとして PowerPoint にエクスポートできます。こうすることにより、PowerPoint プレゼンテーション全体を作成するときに複雑な図を個々のパーツに分割して、わかりやすくすることができます。
最新技術と新しいサブスクリプション モデル
Visio Online は、Visio Online プラン 1、および、より包括的なクラウド版 Visio 製品となる Visio Online プラン 2 (以前の Visio Pro for Office 365) で利用できます。ほとんどの Office 365 ユーザーは無料で図面を表示できますが、この記事で紹介している各種最新機能は Visio Online プラン 2 でのみ提供されます。各プランに含まれる Visio の機能については、「Visio 製品を比較する」を参照してください。
各プランやオプションの詳細については、Visio の Web サイトを参照してください。また、サイトから Visio Online のエクスペリエンスとクラウドファーストの最新機能を無料で試すことができます。UserVoice サイトを使用して、クラウドの最新技術に関するご意見、ご感想をお寄せください。最新リリースについてご不明な点がありましたら、メール ([email protected]) でお問い合わせください。Visio の最新リリースについては Facebook、Twitter、および Visio ニュースで最新情報をお届けしていますので、こちらもぜひご覧ください。
– Visio チーム
よく寄せられる質問
Q. Visio Online の使用を開始するときに新たにソフトウェアをインストールする必要はありますか?
A. いいえ。Visio Online は Web ベースのアプリケーションです。Visio の Web サイトで直接サインインして利用できます。
Q. Visio Online の図面を表示する場合、Visio Online のサブスクリプションは必要ですか?
A. いいえ。Office 365 のサブスクリプションをお持ちの方であれば、Visio Online で作成および共有された図面を表示できます。このため、社内のだれでも作図プロセスに参加できます。
Q. Visio Online の使用開始に関する詳細な資料はありますか?
A. 詳細については、このサポート記事を参照してください。
Q. Visio Online プラン 1 とプラン 2 では、ここで説明されている以外にも違いがありますか?
A. はい。各プランの詳細については、Visio の Web サイトを参照してください。
Q. Visio Online プラン 2 には、2 GB 以上の OneDrive ストレージが含まれていますか?
A. Visio Online プラン 1 とプラン 2 のどちらの場合も、2 GB の OneDrive for Business ストレージが含まれています。また、必要に応じて OneDrive ストレージを追加購入することもできます。
Q. 今回の新機能や新しいプランの発表により、Visio Services や Visio Pro for Office 365 にどのような影響がありますか?
A. Visio Online は SharePoint Online の Visio Services の代替となるサービスで、Visio Online プラン 2 は Visio Pro for Office 365 の新名称です。
Q. Visio Pro for Office 365 (現 Visio Online プラン 2) のライセンスを所有していますが、ブラウザーで Visio Online にアクセスして図面を作成することができません。この機能にアクセスできるようになる時期とその方法を教えてください。
A. 現在 Visio Pro for Office 365 (現 Visio Online プラン 2) をお持ちのお客様は、今後数か月以内に、お好みのブラウザーで Visio Online にアクセスして、図面の作成、編集、共有を行うことができるようになります。Visio Online には、ランディング ページからアクセスできます。また、Office.com にも Visio のタイルが表示されます。それまでは、OneDrive または SharePoint Online の [新規作成] メニューから Visio Online にアクセスできます。ただし、SharePoint Online 管理センターの [設定] で [プレビュー機能] スイッチがオンになっている必要があります。