Microsoft Teams のゲスト アクセスで共同作業に参加できるユーザーを拡大
今回は、Microsoft Teams のゼネラル マネージャーを務める Lori Wright の記事をご紹介します。
6 か月前に Microsoft Teams の一般提供が開始されて以来、125,000 社を超える企業が Teams を活用してチームワークを発揮しています。今回、Teams の機能がさらに強化され、Office 365 の法人および教育機関のすべてのお客様に向けてゲスト アクセスのロールアウトが開始されました。これにより、Office 365 ユーザーは、社外のユーザーをゲストとしてチームに追加できるようになりました。ゲストはチャットやミーティングに参加したり、ドキュメントの共同作業を行ったりすることができます。 また、Teams 向けの新しい開発者ツールも発表されました。この詳細については、Office Dev ブログ (英語) を参照してください。
お客様から Teams にゲスト アクセスを追加してほしいと望む声が多く寄せられていたため、Microsoft はその実現に向けて重点的に取り組んできました。Teams のゲスト アクセスを設計するにあたり、以下の 3 つの原則を最優先に掲げました。
チームワーク: チームの形態や規模は多種多様であるため、社外のユーザーを含め、一緒に働く他のユーザーとのコミュニケーションや共有を簡単に行えるようにする必要があります。本日より、Azure Active Directory (Azure AD) アカウントを持つ任意のユーザーを Teams のゲストとして追加できます。Microsoft の商用クラウド サービスやサードパーティ製の Azure AD 統合アプリのユーザー アカウント数は合計 8 億 7,000 万以上に上ります。そのいずれかのユーザーを Teams のゲストとして追加できるのです。今後は、Microsoft アカウント (MSA) を持つユーザーを Teams のゲストとして追加できる機能も追加される予定です。ゲストが既存の MSA を持っていない場合は、既存の企業または個人用メール アドレス (Outlook.com や Gmail.com など) を使用して、無料のアカウントを作成することができます。
セキュリティとコンプライアンス: お客様は Teams のゲスト アクセスに対して、エンタープライズレベルのセキュリティおよびコンプライアンス保証が提供されることを望んでいます。Teams では、Azure AD B2B コラボレーションを利用して Azure AD 内でゲスト アカウントが追加され、安全に管理されます。これにより、ゲスト ユーザー アクセスに対する条件付きアクセス ポリシーなど、エンタープライズレベルのセキュリティが実現されます。また、Azure AD では、アダプティブな機械学習アルゴリズムおよびヒューリスティックを使用して、異常や疑わしいインシデントを検出し、多要素認証などの軽減策または修復措置を適切に起動できるようにします。さらに、Azure AD では、サインインやアクセスに関する詳細なレポートが提供されるため、IT 部門は社内での外部ユーザーのアクティビティを確実に把握できます。ゲスト ユーザーのコンテンツとアクティビティには、Office 365 の他のサービスと同じコンプライアンスと監査の保護が適用されます。
IT 監理: Teams のゲスト アクセスでは、社内の Office 365 環境にゲストが参加する方法を IT 部門が一元管理できるため、Office 365 全体のアプリケーション エクスペリエンスで一貫性を確保できます。IT 管理者は、ホスト テナントへのゲスト アクセスをすばやく簡単に表示したり、追加したり、取り消したりできます。
Microsoft Teams のゲスト アクセスを有効にする方法の詳細については、こちらのサポート記事を参照してください。その後、Teams にサインインして、ぜひゲスト アクセスをお試しください。
– Lori Wright