Mac、iOS、Android 向け Outlook にグループを導入
共同作業や自分の仕事を行うために、毎月 1 千万を超えるユーザーが Outlook でグループを利用しており、グループがお客様にとって有用な機能であることが実証されています。Microsoft にとって、これは非常にありがたいことです。Outlook のグループでは、従来の配布リストに対して大幅な改良が行われたほか、グループ会話、予定表、ファイル、ノートブックに使用できる共有スペース、便利なセルフサービス メンバーシップなどの強化も行われています。
さらに、本日、Mac、iOS、Android 向け Outlook にグループをロールアウトすることが発表されました。グループは、Outlook for Windows および Outlook on the web で既に利用可能なので、今回の更新で、使用するプラットフォームに関係なくグループの会話やコンテンツにアクセスできるようになりました。
今回の更新に伴い、次のことが可能になります。
- グループ リストの表示。
- グループ会話の閲覧と返信。
- 個人用予定表へのグループ イベントの追加。
- グループに送信された未読メッセージの表示。
- グループ カード内でのグループ詳細の表示 (iOS および Android 向け Outlook のみ)。
お客様のご意見を参考に、これからもグループの改善に取り組み、新しい機能を開発してまいりますので、今後の発表にご期待ください。
Outlook グループの最近リリースされた更新
グループをサポートする Outlook アプリが増えただけでなく、他のプラットフォームの Outlook グループについてもいくつかの新機能がリリースされました。
ゲスト アクセスの付与 – 昨秋、Outlook on the web が更新され、組織外のユーザーに対してゲスト アクセスを設定できるようになったほか、Office 365 管理者が定義したグループ分類の設定、利用に関するガイドラインの表示も可能になりました。今回、これらの同じ機能を Outlook for Windows でも利用できるようになりました。
グループ参加者への招待 – 最も要求の多かった改善の 1 つは、複数の参加者をグループに招待する方法を簡素化することでした。そこで、Outlook on the web の参加の招待機能をリリースしました。この機能を使用すると、招待リンクを作成し、メールやその他のチャネルで他のユーザーと共有でき、招待されたユーザーはすぐにグループに参加できます。
会話の複数削除 – Outlook for Windows では、グループ所有者が、複数件の会話を選択して、それらをグループ会話スペースから削除できるようになりました。
グループとしてのメールの送信 – Office 365 管理者は、Exchange 管理センターからグループのメンバーに対して、グループとして、またはグループの代わりに送信することを許可することができます。これらを許可されたグループ メンバーは、Outlook for Windows および Outlook on the web からグループとして、またはグループの代理としてメールを送信できます。
今後の予定
Microsoft では、常にお客様のフィードバックを参考に、Outlook の新しいグループ機能を提供しております。今後取り組まなければならないお客様からの主な要求としては、次のものがあります。
- Outlook for Windows でのグループ予定表への予定の追加 – イベントをグループ予定表に追加する場合、グループ全員に招待を送信しないで追加するためのオプションを提供する予定です。
- ゲストとしてのメール連絡先の追加 – 会社の名簿でメール連絡先をグループのゲストとして簡単に追加できるようになります。
UserVoice サイト からぜひフィードバックをお寄せください。
– Outlook チーム
よく寄せられる質問
Q. グループのサポートが iOS および Android 向け Outlook に追加されましたが、単体の Outlook Groups アプリはどうなるのでしょうか?
A. 今回の更新は、iOS および Android 向け Outlook でグループを直接使用したいというお客様のフィードバックに応えたもので、Outlook Groups アプリも引き続きご使用いただけます。Microsoft では、これからもグループのファイル、予定表、ノートブックのサポートの追加など、Outlook のグループ エクスペリエンスの強化を続けてまいります。
Q. [グループ] がまだ表示されないのは、なぜですか?
A. グループは、利用資格のあるユーザーを対象に、今後数週間以内に、Mac、iOS、Android 向け Outlook にロールアウトされます。Mac、iOS、Android 向け Outlook の最新のビルドをご使用いただいている場合でも、グループを利用できるのは、既にグループに参加しているユーザー、またはグループに追加されているユーザーのみです。Mac、iOS、Android でグループの作成機能およびグループの参加機能が追加されれば、すべての Office 365 ユーザーの Outlook に [グループ] が表示されるようになります。
Q. Outlook.com ユーザーもグループを利用できますか?
A. グループは、Office 365 の商用ユーザーを対象としたもので、Outlook.com ではご利用いただけません。
Q. Outlook for Mac に自分のすべてのグループが表示されないのは、なぜですか?
A. 現在、Outlook for Mac では、Outlook for Mac で最も利用頻度の高い 10 個のグループが表示されます。今後の更新ですべてのグループを表示できるように現在開発中です。
Q. Outlook for Windows 10 Mobile についてはどのようになりますか?
A. Outlook for Windows 10 Mobile へのグループの統合については、現在開発中です。統合されるまでは、会話、ファイル、予定表、ノートブックなどのすべてのグループ アクティビティに、Windows 10 Mobile 向け Outlook Groups アプリをご利用ください。
Q. 自分の組織の Outlook でグループを管理する方法の詳細については、どこを参照すればいいですか?
A. 自社の Outlook の管理およびサポートを担当されている場合は、IT 担当者向けのドキュメントを参照してください。また、グループの管理については、最近リリースされた改善機能を参照してください。
Q. グループについて、今後どのような更新が予定されていますか?
A. 現在開発中の機能については、Office 365 ロードマップ (英語) でお知らせしています。