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SQL Server 2012 と Windows Server 2012 のサポート終了のオプション

Azure | SQL Server

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2021 年 7 月 14 日
Debbi Lyons
Debbi Lyons
Azure SQL and Database Migration、プロダクト マーケティング担当ディレクター
Vijay Kumar
Vijay Kumar
Windows Server and Azure Arc、プロダクト マーケティング担当ディレクター
発表
 
さまざまなお客様が Windows Server と SQL Server を信頼し、ビジネスに不可欠なワークロードを実行しています。SQL Server 2019 では、Itaú Unibanco をはじめとするお客様が、組み込みのインテリジェンス、業界をリードするパフォーマンス、構造化データと非構造化データの両方にまたがるセキュリティを利用しています。同様に、CadDo をはじめとするお客様が、SQL Server 2019 を Windows Server 2019 と組み合わせて、高度な多層セキュリティ、ハイブリッド機能、コンテナーでアプリケーションを最新化する拡張機能を利用しています。2021 年 3 月には、Windows Server 2022 のプレビュー版が発表され、既に数千ものお客様が自社ワークロードでプレビューを行っています。
SQL Server と Windows Server の最新リリースで新たなイノベーションが登場し続ける中、旧バージョンのサポートおよびセキュリティ更新プログラムの提供が遂に終了します。これにより、旧バージョンをまだ利用しているワークロードに関してコンプライアンス上の問題が生じ、ビジネスに不可欠なワークロードにイノベーションを応用する機会を逃す可能性があります。下記のとおり、SQL Server 2012 と Windows Server 2012/2012 R2 の延長サポートがまもなく終了します。

  • SQL Server 2012 の延長サポート終了日: 2022 年 7 月 12 日
  • Windows Server 2012/2012 R2 の延長サポート終了日: 2023 年 10 月 10 日

SQL Server と Windows Server に含まれる素晴らしい機能に加えて、このたび、最新化にさらなる柔軟性と選択肢をもたらす新しい特典の提供が開始されます。これにより、IT 資産全体を最新化しながらセキュリティを維持できるようになります。これらの特典には、SQL Server 2012 の拡張セキュリティ更新プログラム、Windows Server 2012/2012 R2 の拡張セキュリティ更新プログラム、Azure 専用の Windows Server および SQL Server 2008/2008 R2 のさらに 1 年間の延長サポートが含まれています。
Azure に移行し、無料の拡張セキュリティ更新プログラムを利用して安全に実行
お客様は、アプリケーションや SQL Server データベースを Azure Virtual Machines に移行し、サポート終了後 3 年間無料で Azure 専用の拡張セキュリティ更新プログラムを利用できます。これを Azure ハイブリッド特典と組み合わせて、既存の SQL Server や Windows Server のオンプレミス ライセンスを追加料金なしでクラウドで利用することで、コストを大幅に削減できます。これらのオファーにより、Azure は、SQL Server と Windows Server を実行するための最もコスト効果の高い場所となります。実際、AWS で SQL Server と Windows Server を使用する場合、Azure と比べて 5 倍のコストがかかります
サポート終了は、アプリケーションの最新化に向けた計画を立てる好機となります。好都合なことに、拡張セキュリティ更新プログラムにより、最新化を行いながらこれらのアプリケーションを引き続き保護できます。Azure では、以下のようなさまざまな最新化オプションが用意されています。

  • Azure Automanage。Azure Virtual Machines での IT 運用を簡素化できます。
  • Azure VMware Solutions。VMware ベースのワークロードをお客様のデータセンターから Azure にシームレスに移行し、VMware 環境を Azure と統合できます。
  • Azure Virtual Desktop。Windows Server RDS ベースの VDI 環境を最新化できます。
  • Azure App Serviceおよび Azure Kubernetes Service。アプリケーションの最新化に役立ちます。
  • Azure SQL Managed Instance。パッチの適用とバージョンのアップグレードを行う SQL Server データベース用の PaaS サービスです。
  • Azure Purview。オンプレミス、マルチクラウド環境全体、SaaS アプリケーション内を問わず、業務データや分析データのマッピング、カタログ作成、理解、分類、管理を行うことができます。Azure Purview のプレビュー版では、 オンプレミス SQL Server 用のスキャン機能と分類機能を無料で利用できます。
  • Azure Migration and Modernization Program (AMMP)。プロアクティブなベスト プラクティスのガイダンスのほか、Azure のエンジニア、ツール、および助成金付きのパートナー サービスへの直接アクセスを提供します。これにより、移行に取り掛かったばかりでも、クラウドで IT をスケーリングする場合でも、進捗を加速させ、自信を持って移行できます。

最新リリースでオンプレミス環境をアップグレードし、保護を維持
Azure で SQL Server および Windows Server 向けの新しい拡張機能が数多く提供される中、さまざまなお客様が既に最新リリースを利用して IT 資産を最新化しています。とはいえ、SQL Server と Windows Server で数多くのビジネスに不可欠なアプリケーションが実行されているため、最新化に時間がかかる可能性があることも理解しています。マイクロソフトでは、SQL Server 2012 と Windows Server 2012/2012 R2 のサポート終了に向けた計画のための素晴らしいオプションをご用意しています。
コンプライアンス上の理由からオンプレミス環境を維持する必要のあるお客様は、SQL Server 2019 と Windows Server 2019 にアップグレードすることでワークロードを保護できます。Azure では、Azure Arc によるオンプレミスのアプリケーションおよびデータの最新化オプションが提供されます。Azure Arc により、ポリシー、ガバナンス、セキュリティなどの Azure のイノベーションを利用して、オンプレミスのアプリケーションやデータを管理できるようになります。
サポート終了日に間に合わないお客様で、ソフトウェア アシュアランスまたは Enterprise Agreement 加入契約に基づくサブスクリプション ライセンスをお持ちの場合は、拡張セキュリティ更新プログラムを購入することで、SQL Server 2012 と Windows Server 2012/2012 R2 のセキュリティ更新プログラムをさらに 3 年間利用できます。
Azure 専用の拡張セキュリティ更新プログラムを利用して、Windows Server および SQL Server 2008/2008 R2 をさらに 1 年保護
SQL Server および Windows Server 2008/2008 R2 の拡張セキュリティ更新プログラムは、それぞれ 2022 年 7 月 9 日、2023 年 1 月 14 日に提供を終了します。多くのお客様がセキュリティとコンプライアンスに対する Azure のコミットメントを利用して Azure に移行し、無料の拡張セキュリティ更新プログラムで 2008/R2 のワークロードを保護しています。
Azure での SQL Server および Windows Server 2008/2008 R2 のアップグレードや最新化にまだ時間を必要とするお客様のために、このたび、さらに 1 年間利用できる Azure 専用の拡張セキュリティ更新プログラムを提供することになりました。
Windows Server 2012 と SQL 2012 のサポート終了に向けた計画の開始
SQL Server 2012 および Windows Server 2012/2012 R2 を実行しているすべてのお客様に、サポート終了に向けた計画を今すぐ開始することをお勧めします。マイクロソフトは、お客様をいつでも支援できるパートナーの充実したエコシステムと共に、移行リソースやベスト プラクティスなどを備えています。計画を開始するために、以下のページにアクセスして、詳細をご確認ください。

よく寄せられる質問
Windows Server と SQL Server 2012 の拡張セキュリティ更新プログラムの料金について教えてください。

  • Azure の場合: Azure で SQL Server 2012 や Windows Server 2012/2012 R2 を実行しているお客様は、拡張セキュリティ更新プログラムを無料で利用できます。
  • オンプレミスの場合: 有効なソフトウェア アシュアランスまたはサブスクリプション ライセンスをお持ちのお客様は、拡張セキュリティ更新プログラムを年単位で購入できます。料金は、1 年目が最新バージョンの SQL Server または Windows Server のライセンス料金の 75%、2 年目がライセンス料金の 100%、3 年目がライセンス料金の 125% です。対象のサーバーに対してのみお支払いいただくため、お客様は環境の一部をアップグレードすることで年間コストを削減できます。

どの Azure リソースで無料の拡張セキュリティ更新プログラムを利用できますか。
無料の拡張セキュリティ更新プログラムは、Azure Dedicated Host、Azure VMware Solution、Azure Nutanix Solution、Azure Stack (Hub、Edge、HCI) を含む Azure Virtual Machines で利用できます。
Windows Server および SQL Server 2012 の拡張セキュリティ更新プログラムを購入できるようになるのはいつですか。
拡張セキュリティ更新プログラムは、後日、SQL Server 2012 および Windows Server 2012/R2 の延長サポート終了日にもう少し近づいた頃に購入できるようになります。最新の詳細情報については、その他のよく寄せられる質問もご確認ください。

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