Azure Weekly Update-2022年5月13日
2022 年 5 月 7 日 ~ 2022 年 5 月 13 日 |
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発表の概要 |
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対象リンク | 概要 |
プレビュー機能 – 更新数: 2
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一般提供 – 更新数: 1
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一般提供 – 更新数: 1
新機能 – 更新数: 1
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プレビュー機能 – 更新数: 1
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廃止機能 – 更新数: 1
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一般提供 – 更新数: 1
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一般提供 – 更新数: 1
更新機能 – 更新数: 1
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一般提供 – 更新数: 1
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一般提供 – 更新数: 1
リージョンの更新 – 更新数: 1
廃止機能 – 更新数: 1
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発表の合計: 14 |
発表の詳細
Azure サービス: App Services
プレビュー機能
Azure Static Web Apps で、Azure Pipelines 経由で既定の API のビルドをスキップするオプションが提供されるようになりました。API のビルドをスキップするには、YAML ビルド構成を設定する際に、skip_api_build フラグを true に設定します。
プレビュー機能
Azure Static Web Apps で、Microsoft Azure portal を使用した、Azure DevOps とのシームレスな CI/CD 統合がサポートされるようになりました。DevOps をデプロイ ソースとして選択し、DevOps アカウントをリンクして、シングルクリックでリポジトリの詳細を設定できるようになりました。
Azure サービス: ARC
一般提供
Azure Arc 対応サーバーに対するプライベート エンドポイントにより、パブリック インターネット上にネットワーク トラフィックを送信することなく、Azure から Windows および Linux サーバーを管理できるため、セキュリティが強化されます。サーバーは、Azure Arc プライベート リンク スコープと関連付け、サイト間 VPN または Express Route を使用してオンプレミス ネットワークを Azure 仮想ネットワークに接続することにより、プライベート エンドポイントを使用するように構成できます。
発表: https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-arc/servers/private-link-security?WT.mc_id=wwc-aces
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/arc-server-private-endpoints-ga/
Azure サービス: Cognitive Services
一般提供
クラウド サービスおよび Docker コンテナーとして、164 言語をサポートする Computer Vision の OCR (Read) API 2022 モデルの一般提供が開始されました。
ロシア語、アラビア語、ヒンディー語、およびキリル文字、アラビア文字、デーバナーガリー文字を使用する他の言語を含む 164 言語の手書きテキストがサポートされます。
英語、中国語 (簡体字)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の 9 言語の印刷テキストがサポートされます。
単一文字、手書きの日付、数量、名前、および受領証や請求書で一般的に見られる他のエンティティのサポートが強化されています。
デジタル PDF 文書の処理が向上し、入力ファイルのサイズ制限が 500 MB に引き上げられています。
パフォーマンスと待機時間が向上しています。
クラウド サービスおよび Docker コンテナーとして利用できます。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/read-ocr-supports-164-languages-cloud-container-2/
新機能
米国英語の 5 つの新たなニューラル音声が追加され、その数が 15 から 20 に増えました。これには、2 つの女性の音声 (Jane と Nancy) と 3 つの男性の音声 (Davis、Jason、Tony) が含まれます。また、多くの既存および新規の音声で、感情トーンが 8 つに増えています (陽気な、怒っている、悲しい、興奮した、希望にあふれた、親しみやすい、よそよそしい、恐ろしい)。最後に、空間的体験を向上させるために、叫びとささやきが追加されています。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/cognitive-services/text-to-speech/#features
Azure サービス: Container Apps
プレビュー機能
サーバーレス コンテナーを使用して最新のアプリケーションやマイクロサービスを構築してデプロイするためのサービスである Azure Container Apps で、ライブ ログ ストリーミング、およびコンテナー コンソールへの接続機能が提供されるようになりました。
ログ ストリーミングは、コンテナー アプリ内でのコンテナーのテストや診断の際に役立ちます。実行中のコンテナーのコンソールに接続することで、必要に応じてシェル (Bash や sh など) のコマンドを実行することが可能になります。
発表: https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/container-apps/observability?tabs=bash#log-streaming
Azure サービス: Data Lake Storage
廃止機能
Azure Data Lake Storage Gen1 は、2024 年 2 月 29 日に廃止されます。データ レイクを Azure Data Lake Storage Gen2 に移行し、Azure Blob Storage に基づいて構築された、ビッグ データ分析専用の機能を活用することをお勧めします。この移行の障壁を低くするために、現在、Azure portal でシンプルで直感的なユーザー エクスペリエンスを提供しています。お客様は、Azure portal で同意して、Azure Data Lake Storage Gen1 から Azure Data Lake Storage Gen2 にデータを移行できます。
Azure サービス: Database for MySQL
一般提供
Azure Database for MySQL – フレキシブル サーバーが、最新の MySQL マイナー バージョン 8.0.28 と 5.7.37 で実行されるようになりました。新しい MySQL のマイナー バージョンには、パーティション分割とレプリケーションに関するバグの修正、およびいくつかの新機能が含まれています。お客様のサーバーは、メンテナンス ウィンドウの一環として、このバージョンに自動的に更新されます。
これらのマイナー バージョンにより、最も高い安定性、準拠性、安全性を備えた MySQL コミュニティ バージョンでの実行とともに、Azure Database for MySQL – フレキシブル サーバーでのエクスペリエンスを最大限に活用することが可能になります。
発表: https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/mysql/flexible-server/whats-new?WT.mc_id=wwc-aces
Azure サービス: IoT Edge
一般提供
Azure IoT Edge のレベル 1 のオペレーティングシステムが Debian で更新されています。最新のリリース (1.1.13 と 1.2.9) に対する ARM32v7 用の公式の IoT Edge インストール パッケージが、マイクロソフトのパッケージ リポジトリから入手可能になりました。これらのパッケージは、Debian 11 (Bullseye) または最新の Raspberry Pi OS に対して使用できます。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-iot-edge-supports-debian-bullseye-arm32v7/
更新機能
Debian 9 (Stretch) LTS のコミュニティ サポートが 2022 年 6 月 30 日に終了するため、Raspberry Pi OS Stretch デバイスの IoT Edge のパッチ更新プログラムが今後リリースされなくなります。お使いの IoT Edge デバイスは引き続き動作し、アプリケーションが影響を受けることはありません。既に公開されている Stretch 用のパッケージは、引き続き利用可能です。ただし、サポート終了日以降、Stretch 用の IoT Edge の armhf パッケージのパッチ リリースが公開されなくなります。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/update-rpios-stretch-to-latest/
Azure サービス: Monitor
一般提供
セキュア Webhook は、IT Service Management Connector (ITSMC) の更新されたバージョンです。どちらのバージョンでも、Azure Monitor がアラートを送信するときに、IT Service Manager (ITSM) ツールで作業項目を作成できます。この機能には、メトリック、ログ、およびアクティビティ ログ アラートが含まれます。
IT Service Management Connector では、ユーザー名とパスワードの資格情報が使用されます。セキュア Webhook では Azure Active Directory (Azure AD) が使用されるため、認証がより強力です。Azure AD は、マイクロソフトのクラウドベースの ID およびアクセス管理サービスです。ユーザーがサインインしたり、内部または外部のリソースにアクセスしたりするために役立ちます。IT Service Manager と共に Azure AD を使用すると、外部システムに送信された Azure アラートを識別できます (Azure AD アプリケーション ID を使用)。
まず、ServiceNow ITOM および BMC Helix の 2 つとの統合が実現されます。
Azure サービス: Virtual Machines
一般提供
トラステッド起動は、Azure の第 2 世代の VM のセキュリティを向上させるシームレスな手段を提供します。トラステッド起動を使用すると、セキュア ブート、トラステッド プラットフォーム モジュールの仮想化バージョン (vTPM) など、個別に有効にできるテクノロジを組み合わせることで、高度で永続的な攻撃手法から保護されます。このたび、Azure Compute Gallery を使用して、トラステッド起動の仮想マシンのイメージを作成して共有できるようになりました。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/trusted-launch-azure-compute-gallery-support/
リージョンの更新
DCsv3 シリーズの仮想マシン (VM) の対象リージョンが、オーストラリア東部、東日本、米国中南部、および東南アジアまで拡大しました。
DCsv3 および DCdsv3 シリーズの仮想マシンは、パブリック クラウドで処理中のコードおよびデータの機密性と整合性を保護するのに役立ちます。Intel® Software Guard Extensions および Intel® Total Memory Encryption – Multi Key の活用により、データは使用中も常に暗号化され、保護されます。
これらのマシンは、最新の第 3 世代の Intel® Xeon スケーラブル プロセッサを搭載し、Intel® Turbo Boost Max Technology 3.0 により 3.5 GHz を実現します。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/expanding-dcsv3-to-asia-australia-japan-us/
廃止機能
Azure Monitor の VM insights ゲスト正常性 (パブリック プレビュー) 機能は、2022 年 11 月 30 日に廃止されます。この日付より前に Azure Monitor ログ アラートに移行することをお勧めします。
Azure Monitor ログ アラート機能には、VM メトリック (CPU 使用率、使用可能なメモリ、空きディスク領域) のアラートの構成などのなじみのある通常の機能のほか、以下のような拡張機能も含まれています。
アラート処理ルールを使用して、発生したアラートに対して処理を適用する
さまざまな測定値を構成して、結果を要約する
ディメンションを使用して、アラートに関する詳細なコンテキスト情報を取得する
2022 年 11 月 30 日以降、VM insights ゲスト正常性 (パブリック プレビュー) 機能は使用できなくなります。
推奨アクション
VM insights ゲスト正常性 (パブリック プレビュー) 機能を使用するアプリケーションの中断を回避するために、Azure Monitor ログ アラートの価格ページおよび移行に関するガイダンスを確認し、2022 年 11 月 30 日より前に Azure Monitor ログ アラートに移行してください。