Azure Weekly Update-2022年3月18日
Azure に関する発表のニュースレター
2022 年 3 月 11 日 ~ 2022 年 3 月 17 日
対象リンク | 概要 |
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一般提供 – 更新数: 1
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プレビュー機能 – 更新数: 1
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プレビュー機能 – 更新数: 3
廃止機能 – 更新数: 3
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一般提供 – 更新数: 1
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リージョンの更新 – 更新数: 1
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一般提供 – 更新数: 4
リージョンの更新 – 更新数: 1
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一般提供 – 更新数: 1
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一般提供 – 更新数: 1
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一般提供 – 更新数: 1
廃止機能 – 更新数: 1
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プレビュー機能 – 更新数: 1
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一般提供 – 更新数: 1
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一般提供 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 1
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プレビュー機能 – 更新数: 1
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発表の合計: 24 |
発表の詳細
Azure サービス: API for FHIR
一般提供
本日マイクロソフトは、ヘルスケアにおける相互運用性の夢の実現に向けて、大きな一歩を踏み出しました。マイクロソフトは、保護医療情報 (PHI) をクラウド上でサポートするために設計されたサービスとしてのプラットフォーム (PaaS) である Azure Health Data Services の一般提供を開始することを発表します。Azure Health Data Services は、統合されたデータを処理する新しい方法で、同じデータ ストアからトランザクションおよび分析の両方のワークロードをサポートするプラットフォームをお客様のチームに提供し、ヘルスケア エコシステム全体で AI を開発および提供する方法を変革するクラウド コンピューティングを実現できるようにするものです。
Azure サービス: API Management
プレビュー機能
Azure API Management での Azure Private Link のサポートのプレビューが開始されました。これにより、Azure Private Link を使用して、Azure API Management のゲートウェイへの着信トラフィックを仮想ネットワーク内で実行されているクライアントに固定できるようになります。
Azure Private Link を使用して、Azure API Management のゲートウェイへの着信トラフィックを仮想ネットワーク内で実行されているクライアントに固定できるようになります。Azure Private Link を使用して、Azure API Management のゲートウェイに仮想ネットワークのプライベート IP アドレスを割り当てることで、Azure API Management へのアクセスを制限できます。これまでは、この仮想ネットワークとの統合は Developer と Premium のレベルでのみサポートされていました。今回の更新により、Developer、Basic、Standard、Premium の各レベルで、仮想ネットワーク内のクライアントとのプライベートな統合が可能になりました。
発表: https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/api-management/private-endpoint?WT.mc_id=wwc-aces
Azure サービス: App Services
プレビュー機能
JBoss EAP のクラスタリングには、インスタンス間の負荷分散、フェールオーバー、セッション状態の共有、トランザクションの管理などのサービスが含まれています。EAP クラスターには、マネージド ドメイン クラスターとスタンドアロン クラスターという 2 つの運用モードが存在します。どちらの運用モードでも同じ機能を使用できますが、サーバーの管理方法のみ異なります。
マネージド ドメイン: この運用モードでは、ドメイン コントローラー (および 1 つ以上のホスト コントローラー) がクラスターの中央コントロール プレーンとなります。
スタンドアロン: この運用モードでは、クラスターのメンバーごとに独自の構成が存在します。
App Service では、JBoss EAP は常にスタンドアロン モードで展開され、Azure はコードの展開、スケールイン/アウト、構成の更新などを行うための中央管理プレーンとして機能します。JBoss EAP サイトを作成して仮想ネットワークに参加させると、JBoss EAP はクラスター化された構成プロファイルを使用して自動的にブートし、仮想ネットワークを使用してノード間通信を行います。
発表: https://github.com/Azure-Samples/clustered-jboss-demo
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プレビュー機能
構成ストアの管理を支援するために、Azure App Configuration の新機能 (パブリック プレビュー) が Standard レベルのサブスクリプション向けにリリースされました。
ストアを誤って削除した場合、削除してから 1 ~ 7 日間、論理的な削除を使用してストアを元の状態に復元できるようになります。すべての既存の Standard レベルのストアでこの機能が使用可能になります。既定の復元期間は 7 日間です。
消去保護を通じて、”物理的な削除” に対する保護が可能になります。この機能により、ストアが削除された場合、1 ~ 7 日間の論理的な削除の期間中であれば、その保持期間中はストアを復元できます。
注: 指定されている 1 ~ 7 日間の論理的な削除の期間内にストアを削除し、同じ名前で新しいストアを作成するには、消去保護を無効にしてストアを削除した後、新しいストアを作成し、古いストアを置き換える必要があります。2022 年 4 月 15 日以降は、削除したストアをカスタマー サポートを通じて復元することができなくなります。
発表: https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-app-configuration/concept-soft-delete?WT.mc_id=wwc-aces
プレビュー機能
既定では、Static Web Apps 環境へのパブリック アクセスが可能になっています。このたび、パスワードを構成し、アプリを表示する前に訪問者にパスワードを入力させることが可能になります。この保護機能は、アプリのプレビュー環境のみへの適用、運用環境を含むすべての環境への適用のいずれも可能です。
パスワード保護は、低レベルのセキュリティを実現するユーザー フレンドリな機能です。Static Web Apps の認証に加えて、この機能を使用できます。より高度なセキュリティを実現するには、IP 制限またはプライベート エンドポイントを使用します。
発表: https://docs.microsoft.com/azure/static-web-apps/password-protection?WT.mc_id=wwc-aces
廃止機能
Premium Container SKU (パブリック プレビュー) が 2022 年 6 月 30 日に廃止されます。2022 年 6 月 30 日までに、Windows コンテナー アプリケーションを、SLA によって保証された Premium V3 SKU に移行してください。
Premium V3 では、Windows コンテナーの一般提供 (GA) サポートに加えて、実稼働アプリケーションのパフォーマンス向上、VNET 接続、新しい料金オプションが提供されます。これには、開発/テスト、従量課金制、1 年および 3 年の予約インスタンスが含まれます。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/premiumcontainer/
廃止機能
Node 12 LTS の延長サポートが 2022 年 4 月 30 日に終了します。同日以降も、App Service でホストされるアプリケーションは引き続き実行され、既存のワークロードへの影響はありません。ただし、Node 12 LTS 向けの修正プログラムやカスタマー サービスは提供されなくなります。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/node12/
廃止機能
.NET 5 の延長サポートが 2022 年 5 月 8 日に終了します。同日以降も、App Service でホストされるアプリケーションは引き続き実行され、既存のワークロードへの影響はありません。ただし、.NET 5 向けの修正プログラムやカスタマー サービスは提供されなくなります。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/net5/
Azure サービス: Azure Active Directory
一般提供
2020 年 4 月、多要素認証 (MFA) とセルフサービス パスワード リセット (SSPR) の登録のための統合されたセキュリティ情報の登録エクスペリエンスがリリースされ、オプトインできるようになりました。2022 年 10 月 1 日以降は、この新しい統合されたセキュリティ情報の登録エクスペリエンスがすべてのテナントで既定となります。ご利用のテナントが 2020 年 8 月 15 日以降に作成されたものである場合、または中国リージョン内に存在する場合、この変更による影響はありません。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/combined-password-reset-mfa-registration/
Azure サービス: Database for MySQL
リージョンの更新
US Gov バージニア リージョンで、Azure Database for MySQL — フレキシブル サーバーが展開オプションとして使用可能になりました。
発表: https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/mysql/flexible-server/?WT.mc_id=wwc-aces
Azure サービス: Database for PostgreSQL
一般提供
Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバーは、Postgres に基づいて構築され、時系列機能のための TimescaleDB 拡張が含まれている PaaS サービスであり、メジャーなクラウドの中でこの種の PaaS サービスはこれだけです。さらに、Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバーには orafce も追加されています。これにより Postgres が拡張され、追加の関数と演算子を利用できるようになります。この拡張機能は、他のデータベースから Postgres に移行する際に役立つことがあります。また、pg_repack 拡張機能も追加されています。この拡張機能を利用すると、テーブルやインデックスの肥大化を解消することができ、クラスター化されたインデックスの物理的順序を復元することもオプションで可能になります。
一般提供
インド中部、韓国中部、東アジア、米国西部 3 を含む新たなリージョンにおいて、Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバーのゾーン冗長高可用性がサポートされるようになりました。これらのリージョンで、可用性ゾーン (AZ) レベルの回復性を実現するゾーン冗長高可用性 (HA) モードを使用して、新しいサーバーを展開できるようになりました。
これらのリージョンで既にサーバーをプロビジョニングしており、[高可用性] ブレードでプロビジョニング済みの可用性ゾーンが [優先設定なし] として表示されている場合、サーバーをゾーン冗長高可用性サーバーに直接変換することはできません。この場合は、ドキュメントをご覧になり、高可用性モードに変換するためのオプションについて確認してください。
一般提供
Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバーで、PostgreSQL の最新マイナー バージョンとなる 11.14、12.9、13.5 がサポートされるようになりました。これらの PostgreSQL のマイナー バージョンでは、数多くのセキュリティやバグの修正が行われています。お客様のサーバーは、メンテナンス ウィンドウの一環として、このバージョンに自動的に更新されます。
一般提供
Azure Database for PostgreSQL – Hyperscale (Citus) で、PostgreSQL のマイナー バージョンとなる 11.14、12.9、13.5、14.1 がサポートされるようになりました。これらのマイナー バージョンには、さまざまな修正と軽微な改善が含まれています。これらの新しいマイナー バージョンは、新規作成されたすべての Hyperscale (Citus) サーバー グループですぐに使用でき、次の予定メンテナンスの一環として、既存のサーバー グループに提供されます。
リージョンの更新
Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバーの対象リージョンに US Gov バージニアと US Gov アリゾナが追加され、以下が可能になりました。
バースト可能な SKU による総保有コスト (TCO) 削減の最適化
停止/起動機能の利用
ゾーン冗長高可用性による回復性の向上 (現時点では US Gov バージニア リージョンのみ)
スケジュールされたメンテナンスによる制御性の向上
仮想ネットワーク分離とデータ暗号化によるエンタープライズ セキュリティ機能の利用
オープンな Postgres データベース コミュニティ バージョンの体験
発表: https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/postgresql/flexible-server/?WT.mc_id=wwc-aces
Azure サービス: Digital Twins
一般提供
Azure Private Link は、Azure Virtual Network (VNet) 内のプライベート エンドポイントを介して、Azure リソース (Azure Event Hubs、Azure Storage、Azure Cosmos DB など) や Azure でホストされるお客様およびパートナーのサービスにアクセスできるようにするサービスです。この一般提供開始により、Azure Digital Twins インスタンス用のプライベート エンドポイントを使用して、仮想ネットワーク (VNet) 内のクライアントが Azure Private Link を介して Azure Digital Twins インスタンスにセキュアにアクセスできるようにすることが可能になりました。この機能により、インスタンスへのトラフィックを制限することで、Azure Digital Twins インスタンスをより強力に保護できます。
Azure サービス: IoT Central
一般提供
分析クエリの保存に加えて、分析クエリをダッシュボードにタイルとしてピン留めし、データを継続的に監視できるようになりました。分析タイルをピン留めするには、まず分析クエリを保存する必要があります。ピン留めする際に、ダッシュボードを選択するオプションが表示されます。ピン留めした後、ダッシュボードを編集して、タイルのサイズ、場所、タイトルを更新できます。
発表: https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/iot-central/core/howto-create-analytics?WT.mc_id=wwc-aces
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/iotc-pinanalyticstodashboard/
Azure サービス: Monitor
一般提供
新しい Azure Monitor エージェントとデータ収集ルールにおいて、プライベート リンクを使用したプライベート仮想ネットワークの構成と、データ収集エンドポイントと呼ばれる新しい Azure リソースの種類がサポートされるようになりました。この機能は一般提供となっています。これにより、特殊なネットワーク要件とパブリック インターネットからの隔離が必要な制限された環境で、これらの機能を使用できるようになります。詳細は以下のとおりです。
データ収集エンドポイントを使用して構成されます。データ収集エンドポイントを作成し、新しいエージェントがインストールされた個々のマシンに “関連付ける” 必要があります。
Azure Monitor Private Link Scope (AMPLS) が使用されます。
Azure Monitor のログに送信されるデータに対してのみ構成できます。Azure Monitor のメトリックはサポートされません。
パブリック インターネットに直接アクセスすることなく、プライベート リンクを介してのみデータをアップロードするよう新しいエージェントを構成する方法については、ドキュメントを参照してください。
廃止機能
Azure のコンテナー監視ソリューションが 2025 年 3 月 31 日に廃止されます。この日よりも前に、より高度な監視機能を提供する Azure Monitor のコンテナー分析情報に移行してください。
Azure Monitor のコンテナー分析情報は、既に使用されている現行の機能に加えて、以下の機能を提供します。
Azure portal、コマンドライン インターフェイス (CLI)、または Azure Resource Management (ARM) を使用したシングル ステップのオンボーディング。
ログ ベースのアラートと推奨メトリック アラート。
監視エージェントの自動更新。
2025 年 3 月 31 日よりも前に、Azure のコンテナー監視ソリューションを使用するワークロードを、Azure Kubernetes Service (AKS) 上の Kubernetes、または Azure Arc 対応の Kubernetes に移行することをお勧めします。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/omstoci/
Azure サービス: SignalR
プレビュー機能
Azure SignalR Service の Premium レベルのプレビューが開始されました。
これは、重要なエンタープライズ シナリオに対応するための主要な機能を提供します。これには、以下が含まれます。
Azure 可用性ゾーンのサポートによる SignalR Service インスタンスへの回復性の追加
SignalR Service の障害復旧機能を使用した高可用性の確保
自動スケールによって簡単にスケールアップ/スケールダウンして、容量のニーズを満たし、リソースの使用を最適化する機能
発表: https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-signalr/availability-zones?WT.mc_id=wwc-aces
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-signalr-service-premium-tier/
Azure サービス: Site Recovery
一般提供
この更新プログラムを適用すると、最新バージョンの Azure Site Recovery コンポーネント向けに以下の機能向上が提供されます。
モビリティ サービス
Debian 10 および Ubuntu 20.04 の Linux ディストリビューション向けに追加のカーネル リストがサポートされます。
シンプロビジョニングされた論理ボリューム管理 (LVM) のボリュームのサポートが追加されます。
Microsoft Azure Site Recovery (サービス)
Site Recovery とオンデマンド容量予約の統合 (パブリック プレビュー) の提供が開始されました。
Microsoft Azure Site Recovery (ポータル)
Site Recovery とオンデマンド容量予約の統合 (パブリック プレビュー) の提供が開始されました。
今回の更新ではバグの修正も行われます。
Azure サービス: SQL Database
一般提供
SQL ベスト プラクティス評価機能を使用して、Azure Virtual Machines 上の SQL Server が構成のベスト プラクティスに従っているか評価できるようになりました。Azure portal の [SQL 仮想マシン] ブレードで、評価を開始したり、評価のスケジュールを設定したりすることができます。この機能を有効にすると、SQL Server インスタンスとデータベースがスキャンされ、インデックス、廃止機能、トレース フラグの有効化または欠落、統計情報などに関する推奨事項が示されます。
プレビュー機能
2022 年 3 月中旬、Azure SQL で以下の更新と機能拡張が行われました。
Azure SQL Managed Instance のリンク機能により、SQL Server と SQL Managed Instance の間の接続とほぼリアルタイムのデータベース レプリケーションが刷新されています。
Azure SQL Managed Instance で計画されたイベントの最大 24 時間前に事前通知を送信できるようになります。
場所を問わず、Azure SQL Managed Instance と SQL Server の間で Service Broker メッセージを交換できるようになります。
Azure SQL Database でプライベート エンドポイントを使用してインポートとエクスポートを実行できるようになります。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-sql-public-preview-updates-for-midmarch-2022/
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-sql-public-preview-updates-for-midmarch-2022/
Azure サービス: Virtual Machines
プレビュー機能
トラステッド起動は、第 2 世代の VM のセキュリティを向上させるためのシームレスな方法です。この方法に、セキュア ブート、トラステッド プラットフォーム モジュールの仮想化バージョン (vTPM) など、個別に有効にできるテクノロジを組み合わせることで、高度で永続的な攻撃手法から保護します。このたび、エフェメラル OS ディスクを使用する VM においてトラステッド起動がサポートされるようになります (これはパブリック プレビューです)。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-tvm-ephemeral-os-disk/