Azure Weekly Update-2022年9月30日
2022 年 9 月 23 日 – 2022 年 9 月 29 日 |
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発表の概要 |
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App Services |
一般提供 – 更新数: 1 プレビュー機能 – 更新数: 1 |
Database for MySQL | プレビュー機能 – 更新数: 1 |
Database for PostgreSQL | 一般提供 – 更新数: 1 廃止機能 – 更新数: 2 |
Functions | 一般提供 – 更新数: 1 プレビュー機能 – 更新数: 1 更新機能 – 更新数: 1 |
IoT Hub | 一般提供 – 更新数: 1 |
Kubernetes Service | 廃止機能 – 更新数: 1 |
Monitor | 価格の更新 – 更新数: 1 |
NetApp Files |
一般提供 – 更新数: 1 リージョンの更新 – 更新数: 1 |
Sphere | 更新機能 – 更新数: 1 |
SQL Database |
新機能 – 更新数: 1 プレビュー機能 – 更新数: 2 更新機能 – 更新数: 1 |
Virtual Machines |
ドキュメントの更新 – 更新数: 1 廃止機能 – 更新数: 2 |
発表の合計: 22
発表の詳細
Azure サービス: App Services
一般提供
Azure App Service では、アプリのバックアップを簡単に復元できます。自動バックアップを利用することや、オンデマンドでカスタム バックアップを作成することもできます。既存のアプリを上書きしてバックアップを復元することもできれば、新しいアプリまたはスロットに復元することもできます。
App Service の Basic、Standard、Premium プランの価格レベルで自動バックアップと復元の一般提供が開始されました。
また、App Service の Basic、Standard、Premium、Isolated プランの価格レベルでカスタム バックアップと復元の一般提供が開始されました。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/app-service/manage-backup?tabs=portal
プレビュー機能
Azure App Service では、オンデマンドのカスタム バックアップや自動バックアップを簡単に作成できます。これらのバックアップは、既存のアプリを上書きして復元することもできれば、新しいアプリまたはスロットに復元することもできます。
App Service Environment V2 および V3 の Isolated 価格レベルで、自動バックアップと復元がプレビューになりました。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/app-service/manage-backup?tabs=portal
Azure サービス: Database for MySQL
プレビュー機能
Microsoft Azure Active Directory (Azure AD) 認証機能を活用すると、Azure AD で定義された ID を使用して Azure Database for MySQL – フレキシブル サーバーのインスタンスに接続できるようになります。Azure AD 認証を使用すると、データベース ユーザーの ID や Microsoft サービスを集中的に管理できるようになり、アクセス許可の全体的な管理が簡単になります。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/mysql/single-server/concepts-azure-ad-authentication
Azure サービス: Database for PostgreSQL
一般提供
Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバー向けの geo 冗長バックアップを使用すると、プライマリ リージョンに影響を及ぼす障害が発生しても geo ペア リージョンにサーバーを復旧でき、障害からの保護を実現します。現時点では、geo 冗長性の有効/無効を設定できるのはサーバーの初期作成時のみです。geo リストア機能を利用すると、ペア設定された Azure リージョンで geo バックアップを使用してサーバーのインスタンスを作成できます。現時点では、Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバー向けの geo 冗長バックアップを利用できるのは一部のリージョンのみです。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/postgresql/flexible-server/concepts-backup-restore
廃止機能
PostgreSQL バージョン 11 のコミュニティ サポートが 2023 年 11 月 9 日に終了するため、バージョン 11 を使用する Azure Database for PostgreSQL シングル サーバーを、バージョン 13 以降を使用するフレキシブル サーバーに移行する必要があります。
この変更を行うための十分な時間を確保するため、Azure Database for PostgreSQL ではサポートを 1 年間延長し、2024 年 11 月 9 日までシングル サーバー上でのバージョン 11 の使用をサポートします。これには、新規サーバーの作成も含まれます。
必要な対応
ワークロードの中断を避けるため、2024 年 11 月 9 日までに、バージョン 11 を使用する Azure Database for PostgreSQL シングル サーバーを、バージョン 13 を使用するフレキシブル サーバーに移行してください。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/singlepg11-retirement/
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/postgresql/migrate/concepts-single-to-flexible
廃止機能
PostgreSQL バージョン 11 のコミュニティ サポートが 2023 年 11 月 9 日に終了します。Azure Database for PostgreSQL フレキシブル サーバーでは、PostgreSQL バージョン 11 のサポートを延長し、2024 年 11 月 9 日に廃止されることになりました。
廃止日以降も既存の Azure Database for PostgreSQL バージョン 11 サーバーを維持する場合、Azure Database for PostgreSQL バージョン管理ポリシー ドキュメントに記載されているとおり、それらのサーバーには制限が適用されます。
必要な対応
ワークロードの中断を回避するか最小限に抑えるために、2024 年 11 月 9 日までに PostgreSQL 11 データベース サーバー (フレキシブル サーバー) をバージョン 13 以降にアップグレードすることをお勧めします。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/flexpg11-retirement/
Azure サービス: Functions
一般提供
分離ワーカー モデルの Azure Functions v4 と .NET Framework 4.8 を組み合わせて、実稼働用のサーバーレス アプリを構築できるようになりました。これにより、.NET Framework に依存するアプリが Azure Functions ホストの最新バージョンを利用できるようになりました。
v1 で .NET Framework を使用している場合は、v4 ホストの .NET 6 または .NET 7 に移行することをお勧めします。アプリに .NET Framework の依存関係がある場合は、v4 の .NET Framework に移行し、Azure Functions .NET Worker GitHub リポジトリでフィードバックを提供してください。
この機能を使用して構築されたアプリは、Functions の分離された .NET ワーカー プロジェクトと同様のパターンを踏襲しますが、.NET Framework 4.8 を対象フレームワークとして指定します。Azure Functions .NET Worker GitHub リポジトリを介してフィードバックを提供してください。
プレビュー機能
Windows と Linux 向けの Azure Functions の専用プラン、従量課金プラン、Premium プランで、Java 17 のサポートがプレビューになりました。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-java-17-support-in-azure-functions/
更新機能
以下のリージョンで、Linux Elastic Premium プランの Azure Functions の最大スケールアウトの上限が引き上げられました。
リージョン 新しいスケールアウトの上限
オーストラリア東部 40
米国中部 100
米国東部 100
米国東部 2 100
北ヨーロッパ 80
米国中南部 60
英国南部 60
西ヨーロッパ 100
米国西部 40
Azure サービス: IoT Hub
一般提供
Device Update に以下の新機能が追加されました。
自動グループ プロビジョニング機能は、互換性プロパティとデバイス タグに基づいてデバイスのグループを自動的に作成します。これにより、オーバーヘッドを増やすことなく容易にデバイスに更新プログラムを展開できます。
エージェント チェックやデバイス同期といったトラブルシューティング機能の向上により、デバイスのトラブルシューティングや修理がより簡単になります。
自動ロールバック機能では、管理対象のデバイスがロールバック条件を満たしている場合に、それらのデバイスにフォールバック バージョンを定義できます。ロールバック条件はクラウドから簡単に設定できます。
Azure CLI サポートを利用すると、コマンド ライン関数を使用して Device Update のリソース、グループ、デプロイの作成と管理を行うことができます。
Ubuntu 18.04 や Ubuntu 20.04 などの OS プラットフォームがサポートされます。
サポートはすべての Azure Hero リージョンで提供されます。
発表: https://azure.microsoft.com/updates/generally-available-device-update-for-iot-hub/
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/iot-hub/#overview
Azure サービス: Kubernetes Service
廃止機能
Azure Kubernetes Service (AKS) のデプロイ センター設定が 2023 年 3 月 31 日に廃止されます。2023 年 3 月 31 日までに、パイプラインの作成には自動デプロイを使用するようにしてください。
作成済みのすべてのパイプラインは引き続き利用でき、GitHub Actions ポータルまたは Azure DevOps ポータルで操作できます。2023 年 3 月 31 日以降に利用できなくなるのは、Azure portal のデプロイ センターでパイプラインの作成と表示を行う機能だけです。
Azure portal の自動デプロイとその多彩な機能に精通していただけるよう、早めの移行をお勧めします。
今後 2023 年 3 月 31 日までは、Azure portal の AKS リソースのデプロイ センター設定で、引き続きパイプラインの作成と表示を行うことができます。2023 年 3 月 31 日以降は、この設定は使用できなくなります。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/aks/deployment-center-launcher#retirement
Azure サービス: Monitor
価格の更新
データ アーカイブは、最大 7 年間ログ データを保存できる、費用対効果の高い新しい方法です。この機能は現在まだプレビュー段階ですが、2022 年 9 月 1 日に課金が開始されました。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/monitor/
Azure サービス: NetApp Files
一般提供
Azure Policy は、組織の標準を適用し、コンプライアンスを大規模に評価するのに役立ちます。コンプライアンス ダッシュボードを通じて、環境の全体的な状態を評価するための集計ビューを提供します。これには、リソースごと、およびポリシーごとの粒度でドリルダウンできる機能が備わっています。既存のリソースの一括修復と新しいリソースの自動修復を使用して、お客様のリソースでコンプライアンスを実現するのにも便利です。Azure NetApp Files では、カスタム ポリシー定義を通じて Azure Policy が既にサポートされています。また、Azure NetApp Files には組み込みポリシーも用意されており、組織の管理者は、安全でない NFS ボリュームの作成を制限したり、既存のボリュームを監査したりすることをより簡単に行えるようになりました。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-netapp-files/whats-new?WT.mc_id=wwc-aces
リージョンの更新
以下のリージョンで新たに Azure NetApp Files の提供が開始されました。
韓国南部
スウェーデン中部
また、Azure NetApp Files のリージョン間レプリケーションが以下のリージョン間で有効になりました。
韓国中部と韓国南部
米国中北部と米国東部 2
フランス中部と西ヨーロッパ
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/netapp/#overview
Azure サービス: Sphere
更新機能
Azure Sphere 22.09 の機能リリースの提供が開始されました。これには、以下のコンポーネントが含まれています。
更新された Azure Sphere OS
Windows および Linux 用の更新された Azure Sphere SDK
Visual Studio および Visual Studio Code 用の更新された Azure Sphere 拡張機能
デバイスがインターネットに接続している場合、更新された OS がクラウドからダウンロードされます。次に使用するときに、更新された SDK のインストールを指示するプロンプトが表示されます。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-azure-sphere-version-2209/
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure-sphere/product-overview/whats-new
Azure サービス: SQL Database
新機能
SQL Database を Hyperscale レベルに移行している場合、それを汎用レベルに戻すことができるようになりました。この逆方向への移行機能により、SQL Database のデータのデータ モビリティが向上します。汎用レベルに戻した後、そのレベルにとどまることも、データベースを別の仮想コア ベースのレベルに移行することもできる柔軟性が得られます。Hyperscale 独自の基盤アーキテクチャと他の SQL Database のストレージ アーキテクチャの違いにより、この機能は一定の制限を伴います。
プレビュー機能
2022 年 9 月後半、Azure SQL で以下の更新と機能拡張が行われました。
Azure SQL Database Hyperscale の長期バックアップ保持により、より長い期間データベース バックアップを保持できるようになりました。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-sql-public-preview-updates-for-late-september-2022/
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-sql-public-preview-updates-for-late-september-2022/
プレビュー機能
スケーラビリティの向上を求めるお客様の需要に応えて、以前の最大 vCore 数 80、最大メモリ 415 GB から、今後は最大 vCore 数 128、最大メモリ 625 GB までスケーリングできるようになりました。これにより、今日のモダン アプリケーションの厳しい要件を満たせるようになります。この新たにプロビジョニングされたコンピューティング オプションは、Azure SQL Database Standard シリーズ (Gen5) ハードウェア (General Purpose データベースと Business Critical データベースの両方) およびエラスティック プールで利用できます。
更新機能
2022 年 9 月後半、Azure SQL で以下の更新と機能拡張が行われました。
Azure SQL Managed Instance の geo ゾーン冗長ストレージによりバックアップの冗長性が向上します。
メモリが最適化された Premium シリーズの SQL Managed Instance を使用すると、より大規模で要求が厳しいワークロードを移行できます。
新しい geo ゾーン冗長ストレージ オプションにより Azure SQL Database Hyperscale バックアップの回復性が向上します。
Azure サービス: Virtual Machines
ドキュメントの更新
ランディング ゾーン アクセラレータは、アーキテクチャ ガイダンス、リファレンス アーキテクチャ、リファレンス実装、オートメーションをパッケージ化して提供するものです。このパッケージは、Azure で大規模なワークロード プラットフォームをデプロイするために活用でき、業界で実証済みのプラクティスと整合性を持つようにしています。他のランディング ゾーン アクセラレータと同様に、Azure Red Hat OpenShift (ARO) ガイドは、適切なアーキテクチャの Azure Red Hat OpenShift プラットフォームを設計してデプロイし、維持するのに役立つリソースを提供します。
廃止機能
2017 年に、マイクロソフトは Azure Managed Disks の提供を開始しました。それ以降、その機能を常に強化し続けてきました。Azure Managed Disks にはアンマネージド ディスクの機能が完全に備わっており、さらに進歩した機能も含まれています。そのため、2022 年 9 月 30 日より、アンマネージド ディスクを非推奨にいたします。アンマネージド ディスクは 2025 年 9 月 30 日に完全に廃止されます。
マネージド ディスクでは、Azure がストレージ アカウントを内部で管理するため、お客様がディスクを作成する際にストレージ アカウントの管理を意識する必要はありません。このレベルの抽象化により、お客様側のメンテナンスの負荷が大幅に軽減されます。また、マネージド ディスクは、信頼性、スケーラビリティ、より多くのストレージ容量、バースト、共有ディスクなど、アンマネージド ディスクと比較して多くの利点を提供できます。
アンマネージド ディスクを使用している場合は、移行の計画を今すぐ開始してください。2025 年 9 月 30 日までに、Azure アンマネージド ディスク ストレージからマネージド ディスクにデータを移行してください。ページ BLOB はこの変更により影響を受けることはありません。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/linux/convert-unmanaged-to-managed-disks
廃止機能
Virtual Machines の継続的デリバリー設定は、2023 年 3 月 31 日に廃止されます。同日までに、Azure DevOps を使用してパイプラインを直接作成するように切り替えてください。
作成済みのすべてのパイプラインは引き続き利用でき、Azure DevOps ポータルで操作できます。廃止されるのは、Azure portal から Azure DevOps パイプラインを作成/表示する機能のみです。
Azure DevOps ポータルとその多彩な機能に精通していただけるよう、早めの移行をお勧めします。
今後 2023 年 3 月 31 日までは、Azure portal の Virtual Machines の継続的デリバリー設定で、引き続きパイプラインの作成と表示を行うことができます。2023 年 3 月 31 日以降は、この設定は使用できなくなります。