Azure Weekly Update-2022年7月1日
2022 年 6 月 24 日 ~ 2022 年 6 月 30 日 |
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発表の概要 |
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対象リンク | 概要 |
一般提供 – 更新数: 1
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プレビュー機能 – 更新数: 1
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更新機能 – 更新数: 1
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新機能 – 更新数: 1
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一般提供 – 更新数: 1
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一般提供 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 1
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更新機能 – 更新数: 1
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発表の合計: 8 |
発表の詳細
Azure サービス: Azure Active Directory
一般提供
一時アクセス パス (TAP) の一般提供が開始されました。一時アクセス パスは、電話によるサインインや、FIDO2 などのフィッシング対策といったパスワードに依存しない認証方式の安全な登録に利用できるほか、Windows のオンボーディング (Azure AD Join や Windows Hello for Business) でも役立ちます。また、強力な認証要素を紛失したり忘れたりして、新しい認証方法を登録するのにサインインする必要がある場合の回復が容易になります。
Azure サービス: Backup
プレビュー機能
Azure 仮想マシンのバックアップでは、1 日に複数のスナップショットを取得できる拡張ポリシーを作成できます。Azure Virtual Machines でのミッション クリティカルなワークロードの保護を必要とされるお客様のニーズを踏まえ、Azure Backup で低い回復ポイントの目標 (RPO) を 4 時間とするプレビューが開始されました。
この機能によって、バックアップ ジョブをトリガーする間隔を定義する際に、バックアップ スケジュールを更新頻度の高い就業時間に合わせて設定できるようになります。また、インスタント リストアでより長期のリテンション期間を必要とされるお客様のニーズを踏まえ、インスタント リストアのリテンション期間を既定の 7 日間から最長 30 日間まで設定できるように拡張ポリシーが設計されています。これにより、破損時や更新時のデータ損失が最小限に抑えられます。
発表: https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/backup-azure-vms-enhanced-policy?WT.mc_id=wwc-aces
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/mbpd-azurevm-preview/
Azure サービス: Cost Management
更新機能
マイクロソフトは常に、ユーザーの皆様の課題について理解するよう努めています。Microsoft Cost Management を通じて、クラウドでコストが発生している場所の的確な把握、不適切な支出パターンの特定と防止、コストの最適化を促進し、ユーザーの皆様が少ないコストでより多くの成果を達成できるよう支援する方法を模索しています。皆様からお寄せいただいたフィードバックに基づいて、今回は以下のような最新の機能強化、更新を実施しました。
Azure mobile app でのコストの表示
コスト アラートを構成できる新しい API の導入
アクション グループでの一般的なアラート スキーマによる予算超過防止
Cost Management での学習体験の向上
Cost Management and Billing での操作性向上へのご協力のお願い
Cost Management ラボの新機能
Microsoft Cloud でコストを削減する新しい方法
新しいビデオと学習の機会
ドキュメントの更新
Microsoft Cost Management チームへのお誘い
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/microsoft-cost-management-updates-june-2022/
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/microsoft-cost-management-updates-june-2022/
Azure サービス: Digital Twins
新機能
クエリで MATCH 句を使用することによって、Azure Digital Twins グラフのリレーションシップの走査時に従うべきパターンを指定できます。MATCH 句によって、ソリューションでの変数ホップや双方向クエリの実行が可能になります。
発表: https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/digital-twins/reference-query-clause-match?WT.mc_id=wwc-aces
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/matchclausequery/
Azure サービス: IoT Central
一般提供
Azure IoT Central のデータ エクスポート機能で、組織の管理下にあるデバイスのテレメトリ、プロパティ変更、デバイス イベントなどのデバイス データをエクスポートする際に、エクスポート範囲を制限するフィルターを適用できるようになりました。このフィルターを適用するには、Azure IoT Central のデータ エクスポート機能で organizations フィルターと under 演算子を使用し、値として組織パスを指定します。エクスポート メッセージに組織全体のパスを含めることもできます。組織パスを含めるには、データ エクスポートの際にデータ変換機能を使用して、送信メッセージで “organizationPaths” を渡します。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/iotc-export-data-under-organization/
Azure サービス: SQL Database
一般提供
Azure SQL Database の Hyperscale レベルで名前付きレプリカの一般提供を開始しました。この機能は 2021 年 6 月にパブリック プレビューがリリースされて以来、機能向上が重ねられ、各業界の多くのお客様に採用されてきました。
名前付きレプリカは、同時実行数の多い OLTP ワークロードやリアルタイムでのデータ分析用の HTAP ソリューションなどで、さまざまな読み取りワークロードをスケールアウトできる、Azure SQL Database Hyperscale の追加機能です。
名前付きレプリカのユース ケース:
柔軟性: 読み取りワークロードをスケールアウトし、最大 30 個の読み取りレプリカを使用できます。動的なワークロードに対応できるようにするため、各レプリカのスケーリングはプライマリ コンピューティングとは異なるコンピューティング サイズ (サービス レベル目標) にすることが可能です。たとえば、新しいレプリカを追加したり、既存のレプリカを月末処理やセール期間などの繁忙期に合わせてスケールアップしたり、閑散期にスケールダウンしたりすることができます。
分離: 複数のアプリケーション ユーザーが分離された個別の名前付きレプリカを利用できるようになります。ログイン/AD グループに、それぞれのレプリカへの個別のアクセスと専用の接続エンドポイントを付与できるためです。
読み取りスケールアウトのコスト削減: 名前付きレプリカではプライマリ レプリカと同じストレージを共有するため、ストレージ コストを節約できます。しかも、名前付きレプリカにはライセンス料金がかかりません。また、名前付きレプリカをスケールダウンできる場合には、プライマリのスケールダウンよりもコスト削減効果が期待できます。
データ サイエンスやレポート作成など、分析ワークロードに適したモダンなアプリケーション アーキテクチャを提供します。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-sql-generally-available-updates-for-late-june-2022/
プレビュー機能
Azure SQL Database で、アクセス許可の管理用に新しい組み込みのサーバー レベルのロールを有効化できるようになりました。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-sql-public-preview-updates-for-late-june-2022/
Azure サービス: Storage
更新機能
1 つのサブスクリプション、1 つのリージョンで 5,000 個の Azure Storage アカウントを追加作成できる機能がパブリック プレビューになったことを発表いたします。現在の上限である 250 個と比べて 20 倍となるため、追加のサブスクリプションを作成することなく、1 つのサブスクリプション内でストレージのニーズに合わせて数百~数千のストレージ アカウントを作成できるようになります。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/preview-5kaccountlimit/